今と昔。
いつの間にか歳をとって、気がついたらクリーニング屋さんになって30年が経ちました。
若い頃に、クリーニング屋になって30年だよ、と言われて、そんなにやってる人には勝てねえ、なんて思っていましたが、自分がそうなって見ると全然若手のつもりなんだけどな、まだ足りてないけどな、なんて思っています。
多分、あの当時の先輩たちも同じように思っていたんじゃないのかなあ。
僕がクリーニング屋になってから30年が経ちますが、圧倒的に変わったことがあります。
それは繁忙期の忙しさ。
クリーニング屋さんの本当の忙しさを知っているのは多分僕までじゃないかなあと思うんです。
なぜなら、僕がクリーニング屋になってから、業界の売り上げが上がったことが一度もないから。
ずーっと減り続けているんですよ、クリーニングって。
僕が入る少し前にピークを迎えてて、それ以降は年々落ちている。
今や最盛期の3割ほどしか需要がありません。
なのに、業者数はそこまで減っていない。
つまり一店舗あたりの売り上げが減っていると言うことなんですよね。
で、今も春になって衣替えの時期になれば忙しくなります。
というか、忙しい、大変だ、と言う人がいます。
最盛期を知っている僕らからすると何も大変じゃないんです。
だって、洗っても洗っても品物が溜まり続けることなんてないんですもん。
置くところがなくて電話して引き取ってもらうとか、ないですもん。
陽気によって、集中して忙しくなる事はありますが、それも一時期ですぐ落ち着いてしまう。
本当の繁忙期ってそんなものじゃすまなかったですからね。
洗っても洗っても終わらない、、仕上げても仕上げても終わらない、そんなのが2ヶ月以上続いたんです。
ここにある袋、全部洗うぞ!と洗ったら、同じところに朝の倍の袋が積まれていたり。
1人のお客さんが50点以上持ち込むなんてざらで。
そんな時期があったんですよ。
でも、それを知っているクリーニング屋さんもそんなにいません。
大手チェーン店のパートさんたちはそんなの知らない人たちばかりでしょうしね。
あの頃全然で頑張ってた人たちはもう引退してるでしょうから。
今働いている人たちは、知らない話です。
それでもまた過去の栄光に縋っているクリーニング屋さんたちはまだ多い。
春の繁忙期が来ると、忙しくなるぞ!大変だぞ!と息巻く人たちはまだ居ます。
でもねえ、鼻息荒くしててもすぐまたシュンっとなりますからねえ。
いい加減学習しなきゃ、と思いますよね。
諦めろ、ではなく。
今を受け止め、冷静に分析してどうしていくか?考える時期に来ていると思いますよ。
あと2ヶ月でまた春の衣替えがやってきます。
それまでに色々とやっていきたいですよねえ。
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