体感する頃には。
この数年、クリーニング屋がなくなりますよ、という話を散々しています。
実際ニュースなどでも閉店の話が取り上げられていたり、ガソリンの値上げの話があれば、関連した業種としてクリーニング業の厳しい実情も取り上げられていたりします。
でも、案外人はテレビもニュースも見てないんですよね。
見ていても自分に関係しているニュースなどは見るけどそれ以外は見てない人は多くて。
主のニュースというよりは特集みたいな感じで取り上げられると逆に見てない人の方が多くなるのかもしれないなあと思い始めました。
僕らクリーニング屋からすると、この数年は恐ろしいほど閉店ラッシュになっています。
あそこもやめた、ここもやめた、まあコロナの時期もあったので仕方ない面はあるのかもしれませんが、理由はコロナだけではありません。
後継者がいない、という問題が一番大きいと思うんですよね。
まあそれと連動して売り上げがない、というのもあるんですが。
これだけいろんなところで話していても、話を聞いた人もピンとこないんですよねえ。
クリーニング屋さんがやめている、と話しても、実際近くでやめているお店があっても実感が湧かないらしい。
多分、関係ないからですよね。
春の衣替えでクリーニングをしようと思った時に気付くのかもしれません。
実際そんな話もあったりして。
都心の方で工事現場ができて、そこの作業着を洗ってもらうのにクリーニング屋を探しても見つからない、と。
やっとの思いで見つけたと思ったら、今度はクリーニング代がものすごく高い、と。
作業着がスーツと同じくらいの値段だった、という話も聞いています。
クリーニング屋としてはありえるだろうなあって思いますけどね。
作業着って、他の服とは一緒に洗えないんですね。
作業着だけまとめて洗うんですが、クリーニング屋さんの洗う単位というのは、一回分の洗濯機の量が基準なんですよね。
すると、一回で洗える量が30着だとすると、それ以下で洗う場合はコストが全部その服に掛かってしまうんですよ。
作業着を30着で洗えば安く済むけど、5着くらいで洗うと当然高くなるのは誰が見ても明らか。
そうしたら作業着がスーツくらいの料金を出すところも出てくるだろうなあって思います。
高いから出さないんだ、安くして集めればいい、と言われるかもしれませんが、そもそも安い頃から出なくなったからみんなその地域から撤退した訳でね。
作業着の出るような現場さんだと、別にそこで店舗を構えてなくても良くて、どこかから車でやってきて集配をすればいいんです。
それすらしてくれなくて見つからなかった、ということはその地域では集まらない、と言うこと。
値段の問題では無いんですよ。
そういう状況に実際にあって、初めてクリーニング屋さんがない、と言う人が出てくる。
でも、この状態になってしまうともう増える要素はないんですよねえ。
ここでは何度も書いていますが。
本当に今お使いのクリーニング屋さんは大事にした方がいいです。
クリーニングは必ず必要ですから。
特に現代の服は普段着がファッショナブルになっているので、洗濯ではどうにもならない服があります。
今あるクリーニング屋を支える意味でも、なるべく頻繁に利用してあげてほしいなあと思います。
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