クリーニングは必要だぞ!
クリーニング屋さんと消費者の間には大きな壁があります。
クリーニング屋さんから消費者をどう見ていると思いますか?
多くのクリーニング屋さんはこう考えているんです。
今の消費者は、クリーニングをしてまで服を着ようとは思っていない。
服は使い捨て、身だしなみも気にしてない、ヨレヨレの服でも十分だと思っている。
こんな感じ。
僕らは四年前から洗濯講座をしてきて、またclubhouseでいろんな人から話を聞いてきましたけど、クリーニング屋さんの言うような人はいないんですよね。
僕らが見た消費者というのはこんな感じ。
服はどんなにお手入れを頑張っても長く着られない。
だから安い服で十分だと思っている。
洗濯を色々と工夫してみたけどニオイや汚れ落ちには限界がある。
身だしなみは気にしていて、臭わないように柔軟剤を使ったり、早めに買い替えて身だしなみを整えている。
全然違いますよね?
この違いの原因は、服が長く持つのか?持たないのか?の違いなんです。
クリーニング屋さんは、適切なお手入れができるので、服は長く着用できると知っています。
それは、アウターとかスーツだけではなく、タオルや下着、靴下なんかも普通に洗っていれば5年から10年くらいは使えるのを知っている。
捨てる時、買い換える時は破れた時くらい。
しかし消費者はそんなに服が持つとは思っていません。
洗剤をかえても、お湯を使っても、帰ってきたら早く洗っても。
何をしても、下手すれば買って一回目の洗濯で匂い始めたりするわけで。
ネットを検索して、におい対策!とかかれていることをためしてみてもあまりうまくいかず。
そして、それは服の寿命です、という言葉を受け入れるしかなくなっている。
安い服を買っているのも、安いからではなく、そもそも長く着用できないものに、お金をかけるわけないです。
半年で買い替えるものに、どのくらいお金をかけますか?
クリーニング屋さんも、もし半年しか着られない服だとしたら、どうするんだろう?と思います。
ファストファッションを選ぶか、古着を選ぶか。
そんな所ではないでしょうか?
この認識の違いが大きいんですよね。
で、僕はずっとクリーニング屋さんに向けて話しています。
消費者は服は長く着られるとは思っていない、だからそこを教えてあげればクリーニングも利用するようになる、と。
長くても1年や2年で買い替えるものをクリーニングに出すわけないじゃないですか。
軽くお手入れして次着たら、そのあとは買い替えだな、と思うでしょ?
それが5年着られる服ならどうなるか?
今、そこを誰も教えてくれないから消費者は困っているんですよ。
クリーニング屋さんは勤勉なので、需要が落ちると品質が足りないからだ!と一生懸命、染み抜きなどの勉強会に通い始めます。
そのおかげでこの10年でクリーニング屋さんのレベルは確実に上がっていると思うんですよね。
昔のクリーニング屋さんに比べると知識の増えたクリーニング屋さんは増えています。
なのに、毎年売り上げが減っているっておかしいじゃないですか?
なので原因は品質ではないんです。
そもそも、必要とされてないから、服が長く着用できると思われてないから、が原因です。
いい加減、クリーニング屋さんは目を覚まさなきゃ。
消費者が見えてなさすぎですよね。
日本のクリーニング屋ってすごいと思うんです。
仕上げも染み抜きも洗いも、かなりの高品質だと思うのに、それが利用されないなんてそもそもおかしい。
クリーニング屋さんたち、そう思いませんか?
クリーニングが生活に必要だとわかっているのはクリーニング屋さんだけ。
だからこそ、その必要性をもっと訴えた方がいいと思います。
それは染み抜きとかではなく、もっと本質的な話で。
クリーニングは必要だぞ!ともっと言いましょうよ?
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