辛かったんだろうか。
たまにクリーニング屋さんがニュースに出ますが、今回はかなり深刻だよなあと思いました。
店主が従業員を襲ったらしい。
刃物で切り付け殺害しようとした、とニュースではありましたがどうだったんだろうか。
目がうつろで、と書いているのをみるとかなり心身ともに衰弱してたんではないか、と想像します。
犯罪を犯した人を擁護するつもりはありませんが、年齢を見ると厳しいだろうなあと思うんですよね。
古いクリーニング屋さんほど今のクリーニングの状況は受け入れられないと思うんですね。
例えば、衣替えひとつとっても、今と30年前は全然違って。
今でも衣替えの時期になると忙しくなる、とクリーニング屋さんは言いますが、当時を知っている僕らからすると全然忙しくない。
ともすれば30年前の閑散期に少し毛の生えたくらいしかクリーニングに出てきてなかったりします。
もちろん、お店によって違いますが、昔を知っている身からすると、クリーニングは必要ないんじゃないか、とさえ思うくらいです。
この数年は物価も上がり、石油系の資材のコストも上がり、人件費も上がり。
かといってその分の値上げをすることもなかなかできず。
昔の忙しさ、賑やかさを知っている人にはきついだろうなあと思うんですよね。
今から15年近く前かなあ。
うちの隣にカメラ屋さんがあって。
最初は会社がやってたんです。
そのうち、従業員に売って、個人が経営するカメラ屋さんになったんですよね。
プリントが仕事なんですが、ちょうどその頃からデジカメが売れ出し、どんどん現像には出さずに自分でプリントをする時代になっていきました。
ある時、もうダメだ!といって店主さんがうちにやってきて。
請求書の束を見せて、これ全部今月中に払わないといけない、お金がない、と。
狼狽し、目もうつろになっていたのを覚えています。
話を聞き、落ち着いて、もうやめていいから、と話して。
少し時間が経つと落ち着いてきて、全てを話してくれましたが、その人もいい時代のことを知っていて、まだなんとかなると頑張っていたけど、どうにもならなかったんですよね。
結局、お店を閉めてしまいましたが、最後の挨拶はすっきりした顔でいましたね。
色々と変化をしている最中ですから、驚くようなニュースも入ってきますが。
どんなに大変でも、人を殺そうとしちゃいけないですよね。
景気が悪くなると似たようなニュースは過去に見たことはありますが、いよいよクリーニング屋さんにも起きたのかと思うと、少しかなしい気持ちになりますね。
願わくば、もうこんなニュースは見たくないなあ。
これ以上、こんなことが起きませんように。
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