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替のワイシャツ。

引き続き、王様のレストランを見ています。(笑)



1990年台のドラマですよね、確か。

タバコをふかしたり、話の内容が時代をよく表しています。

また、服装もあの頃を思い出させてくれるものばかり。


バブルが弾けた後の話ですから、どこか裕福そうな匂いを感じつつ、でもだんだんと厳しい感じも見えつつ。



オーナーが店の権利書を盗んだ話をしていました。

それを従業員たちに見つかって大騒ぎになります。



奥さんの実家のお金も勝手に持ってきたりしてて、家に帰ってないという話が。

その中で、Yシャツの替えくらい持ってきなさいよ、という話が出るんですよね。


これ、時代だなあと思うんですよ。



今だと信じられないかもしれませんが、ワイシャツは着たら毎回クリーニングが当たり前だったんです。

基本今も同じですが、家庭で洗濯をする人は少数で、多くの人がクリーニングに出していた時代なんですよね。


汚れているから替えが必要なだけではなく、ヨレヨレになるから必要という話なわけです。


仕事に着て行くワイシャツは、ノリがついていて、アイロンがかかっている。

それが当たり前の時代ですね。


今、ワイシャツをクリーニングに出さないひとが多いです。

店の前を通る人たち、ワイシャツを着ていても、柔軟剤の匂いをさせているし、しわくちゃのままなので、洗濯をしているというのがわかります。


形態安定のシャツだと言っても、ノーアイロンでいられるのは数ヶ月くらい。

そのあとは普通のワイシャツと同じでノリやアイロンが必要です。



見慣れてしまうとシワに気づかなくなるんですよね。

でも、周りの人はしわくちゃだとわかってます。


クリーニング屋からすると、ワイシャツは大変なアイテムなんですよね。

商売でやっているので儲かるから言ってるんだろう?と思われてしまいますが、ワイシャツは労力やコストを考えると利益なんて出てません。


なぜそんな価格でやっているのか?というと昔の名残だからですよね。



Yシャツは毎日着るものだから価格は抑えて、スーツやコートなどを持ってきてもらう、これが昭和の頃のクリーニング屋のシステム。

それがそのまま来ているんですね。


だから、実はワイシャツをクリーニングに出すと消費者の方が得をするんですが、それに気付いている人は余りいません。


ワイシャツ、クリーニングに出した方がいいですよ?

見た目が全然変わりますからね。

クリーニングと同じような品質にしようとしたら、半日くらい、洗濯に時間を取られることになります。


上手にクリーニングを活用してくださいね。

世の中の物価に合わせて、そのうちワイシャツのクリーニングも値上がりします。

使うならお得な今ですよ。









一伸ドライクリーニング店 

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