ファッション・アクセサリ

成人式のスーツは洗う?洗わない?

とあるテーラーさんがおかしな話をスレッズでしていて。


こんなこと言ってるんですよね。



成人式に来たスーツは洗わなくていいよ、と。

自分は10年以上スーツを着ているけど、そのほとんどが一度も洗ってない。



こんなこと言うわけですね。



テーラーさんってたまにこう言う人が現れるんですが、不思議だよなあって思います。


世の中に洗わないで平気なものなんてないだろうに、と。

自分は洗ってない、平気だ、と言うのは本人の主観で周りの人が見てもそう思う品質なのか、誰もわからない。

もしかしたら、汚れているけど、周りの人が何も言わないだけが知れませんよね。


100歩譲って、その人は洗わなくていいのかもしれませんが、クリーニング屋として言わせてもらうと、かなりの確率で洗わないで置いといた成人式のスーツは黄変するか、カビてます。


もうね、全国のクリーニング屋さんたちはこんなのどれだけみてきているか。



成人式でちょっとだけきたくらいだから平気、といるのか、といったら絶対言いません。

それなりの着用時間があり、成人式という緊張した状況にあり、汗もかいているでしょう。

そのスーツをそのまましまっておいて、次に着るのが2年後、3年後?そんなのおかしくなるに決まってる。


もし半年後にまた着るというならその時確認するからまだなんとかなるかな?と思えますが、そうでないな、、洗ってしまっておかないとダメになる確率の方が高くなるに決まってる。


テーラーさんって本当にたまにこういう人が現れるので勘弁してほしいなあと思うんですよね。



この話の発端は、仕舞う時にガーメントバッグに入れなくてもいい、という話なら始まってるんですね。

この辺りの情報も、どこかで聞いてきたかじったような話だな、と思いましたが、まさか洗わなくていいまでいうとはねえ。


あなたのいうとおり、成人式で洗わないで置いといておかしくなったら弁償してくれるんですかね?

そのくらい、発言には責任を持たなきゃいけない仕事だと思うんですよ?

テーラーさんですもん、専門ですよ、スーツの。

その人がこんなこと言っちゃいけないよなあ。



昔からアパレルとクリーニングってあまり相性良くないんです。

アパレルはクリーニング屋さんのことを批判するんですが、その話を聞いていると、どこのクリーニング屋さんの話してるの?どんなお店使ってるの?と突っ込みたくなるんですよね。


主にチェーン店の話をしているんですが、それって僕らがファストファッションの服をあげて、アパレルは品質が最低!というのと同じくらいおかしな話をしている。

アパレルの中にもファストファッションを作っているところもあれば、ハイブランドの様にデザインから素材までこだわったいいものを作っている人たちもいる。

その業界の中で色々あるんだから、丸っと全体の話をするのではなく、個別に話をしなきゃダメだと思うんですよね、


少なくとも、いいクリーニング屋さんはまだまだある訳で、そういうクリーニング屋さんをアパレルの人たちは利用しないといけないんじゃない?と思うんですよ。


なぜ服の専門家が、服のお手入れの情報をこうも間違えるのか。


そろそろアップデートしてもいいんじゃないですか?










一伸ドライクリーニング店 

カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM


東京都府中市住吉町2-17-13

TEL 042-362-6470


定休日 日曜日


営業時間

800~夜1000


宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。


参考エリア 府中市 小金井市 国分寺市 国立市 三鷹市 調布市 多摩市 稲城市 他



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根本を治すなら洗濯から。

最近、クリーニング関係も古着の市場に入り込んでいるようです。

古着を再生させるのは環境的にも価値があります。


再生、循環させようとすると、必ず必要なのがキレイにする、と言うこと。

これをしようとした時に、クリーニングの力は必ず必要になりますよね。



と、理想論から言うとこれで正しいんですが、現実はなかなかこうはいきません。

クリーニング屋が再生して、循環させる、すごくいいことのように聞こえますが、これで再生できる服はごく一部。

服の大量廃棄を止めるくらいにはならないです。


やらないよりやる方がいい、と言うレベルで語っているなら何も言いませんが、もうそんなことを言っているレベルではないくらい、服の廃棄は大問題なわけでね。

これを本気でどうするか?考えたら、服の再生、循環の前にやるべきことがあるんです。



ひとつは、服を長く着用すること。

一年や二年で廃棄するのではなく、5年、10年と着続けられるようにする。

これが1番効果あるんですね。


着続けられるようにするには、日頃のメンテナンスが大事になります。

汚れたままだと、見た目や匂いだけでなく、服も傷みやすくなるので、破れたりして長く着られない。


なので、長く着ようとすると、日頃のメンテナンスが大事。


しかし、かと言って全ての衣類をクリーニングで、と言うのは現実的ではありませんね。

クリーニングに出すような服だけ対象にしていたら、服の大量廃棄を防ぐことはできないし。


そこで次に大事になるのが洗濯。

今の洗濯ではきれいにならないので、匂いや汚れが残る問題がどうしても起きてしまいます。

洗剤を変えたり、漂白剤で漬け込んだり、色々してみても、そこまでの効果は出ません。


だからみなさん、洗濯で悩んでいるんでしょう?


ここを解決すると、ぐっと服の大量廃棄を防ぐことに近づけるようになります。


しかし、洗濯だけではやはり無理で、クリーニングと併用していくことが大事になっていくんですね。


ここ、誤解されやすいと思うので詳しく説明をすると、普通の日は洗濯で、しまう時はクリーニングで、という話をしているわけではないんですね。


洗濯をするものと、クリーニングに出すものを分けましょう、という話をしているんです。


クリーニングの方が向いている服でも、洗濯をしようと思えば洗濯できます。

しかし、傷んでいくんですよ、向いてないから。

見た目変わらないと思っていても、回数を重ねているとどんどんヨレヨレになってきて。

クリーニングに出していたら5年きられたのに、洗濯してたら2年でダメになってしまう、なんて言うことはよくあります。


ここを適切に使い分けることが大事になっていくんですね。



で、ここまで出来るようになると、古着や循環という言葉が生きてきます。



古着なのに、状態のいい服がたくさん集まり、買いやすくなる。

つまり、循環していくということです。


今の段階で、クリーニング屋さんが自分たちの技術を活かして、服の再生循環をお手伝いする、と言うのは、焼け石に水なんですね。

その志は素晴らしいですが、現実問題、それでは解決できない。


再生循環を手伝いつつ、家庭での洗濯も変えていかないと衣類の大量廃棄問題は解決しないんですね。


今の状況で、クリーニングをして再生循環させるとしたら。



クリーニング代はどれが払うんでしょう?

仮に、古着にクリーニング代を乗せて販売をしたとして。

古着の値段が結構な値段になってしまいます。

それを買いますか?と言う話にもなってくるんですよね。


日本では、古着は新品よりも安い、という認識が強いです。

一部、プレ値が付いているものはありますが、それはほぼレアで普通は安いと思われている。


これだとクリーニングして再生して循環というのは難しいんです。

誰かが無理をするから。



ヨーロッパでは古着は高いもの、と認識されていると聞いています。 

再生するのに人の手が入っているのでその分高くなると、認識されている、と。


この話が本当なら、日本でもこうなったら、今の状況で服の循環は起こるかもしれません。

しかし、古着は安いもの、もしくはタダで、という認識が強いと、古着の循環をさせようとすると、誰かが辛い思いをするか、破綻するかになってしまうんですよねえ。


各地で古着の再生循環をする人たちが出てきていますが、表面しか見てないんだろうなあと思います。

根本を治すなら洗濯からですね。










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スーツブログさんへ。

Googleアラートにクリーニングを登録していまして、毎日クリーニングに関する情報が集まってきます。


その中で、スーツブログという記事を発見。

誰が書いているのか?どこにもないし、コメント欄もなくて書き込めなかったので、ここで書いてみようと思います。



スーツのドライクリーニングについて



どうもテーラーさんなのかな?と思うんですが、アパレル、特にテーラーさん達はクリーニングのことを誤解しているんですよね。

この記事を読んでみてください。

この内容、実はかなり間違っています。

しかし、テーラーさん達の間では割とこれが常識のごとく語られているんですね。



まず、クリーニングの頻度について書かれていますが、所有しているスーツの着数がわからないのに頻度なんてわからないと思うんですよね。

また、どのくらい連続して着用しているのか?着ている時の環境などわからないければ、洗う頻度なんて決められません。


例えば、1シーズンに1回と言いますが、これ、今から30年以上前に一般家庭でスーツが20着から30着以上持っている時の話なんですよね。

毎日違うスーツを着て行けて、休ませる時間がある時の話。


今それだけスーツを持っている人はいません。

3着で一年着回している人もいますが、その人が1シーズンに一回だと足りなくなります。


テーラーさんたち、なぜかチャク数の話を無視した会話をするんですよね。

スーツは着なければ洗う必要はないし、洗うということは着ているんです。

着用の環境や着数を無視した話はダメですよね。



また、ドライクリーニングの説明のデメリットのところ、ここ読むとかなりひどいなあと思うんですよ。



昔からなんですが、テーラーさん、アパレルさん達はクリーニングを選んでないんですか?

服を扱う仕事をしていて、その服をどうメンテナンスをするか?大事だと思うんですが、どうみてもクリーニング屋さんを選んでないのがみて取れます。


デメリットに溶剤の匂いが残ることがあるって、残っちゃダメなんですよね。

もし、クリーニングから返ってきた服から溶剤の匂いがしたら、やり直しをしてもらう必要があります。

で、こういう仕事をするところってチェーン店が多いんですよ。

個人店だとほぼあり得ません。


つまり、テーラーさんやアパレルさん達は個人店を利用してない???ということになるんです。


また、生地がテカリやすい、と書いてありますが、なぜ生地がてかるのか?

汚れが残った状態でプレスされるからですよ。

なぜてかるのか?理由を知らないんでしょうか?



また、安易に汗かき加工やダブルクリーニングを頼むといい、と言いますが、これもチェーン店しか利用してないのかな?と思わせるんですよ。


水につけたら服がどうなるか?知らないんだろうなあ。

腰が抜けるんですよね。

腰が抜けた服は形を維持しにくくなります。

ウールなどは水に濡れると縮むとか思っている人がいますが、別に水に濡れても縮みません。

ウールが縮むのは原理があるので水に濡れただけでは縮まない。


逆に、縮むよりも腰が抜けるデメリットの方が大きくなるんです。


僕らからすると、テーラーさんやアパレルさんの方が、形を維持できなくなることを嫌うんじゃないかと思ってたんですよね。

昔は、水洗いできる服でさえドライクリーニングの表示がついてましたし。

形を維持したまま洗って欲しい、というのが洗濯表示にも表れていたんです。



こういう情報発信はとても大事です。

テーラーさん達もどんどん職人が減っているし、リモートなどでスーツを着る機会が減り、売り上げも落ちていると思います。

オフィスカジュアルでTシャツで会社に行く人も増えてますしね。


情報の発信は大事。

でも、間違った情報を出すのはダメ。


テーラーの業界の中でクリーニングの勉強をしたのかもしれませんが、それも古い情報ですよね?

新しく勉強し直して、正しい情報をアップデートした方がいいと思います。


間違った情報は、扱いがめんどくさく感じるし、返ってスーツ離れに拍車をかけかねません。


もし、正しいクリーニングの情報が知りたいならご連絡をお待ちしてます。


正しい情報発信をしたいなら協力しますよ。

ご連絡、お待ちしております。










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作り手の責任。

アパレルメーカーは色んな商品を開発して販売をしています。

服も年々売れなくなっているので、買ってもらう工夫をする必要がある。


洗濯機で洗えるとか毛玉ができにくいとか、昔からあるものですが、現代においてもここをアピールするアパレルはとても多いです。



しかし、宣伝はやはり宣伝で。

いいことを書いていますが、デメリットについては誰も書きません。


宣伝ですからね、そこは当たり前。


なら、クリーニング屋の僕がデメリットは何か?解説をしてみましょう。



毛玉ができにくいとか洗えるニットというものにはいくつか種類があります。

簡単な例で言うと、化学繊維、ポリエステルなどで作られたニットは洗えます。

また、糸の作りによっては毛玉もできにくくなりますが、糸のより、ねじれが弱いと毛玉ができなすくなり、繊維自体が強いため毛玉が落ちず、目立つようになります。


次にウールなどで毛玉になりにくい、洗えると謳っているニットは、何かしらの加工がされていることが多いです。

毛玉はいとのひょうめんとこまかいけばが絡み合って出来ます。

つまり、その毛羽が最初からないか、毛羽が立たないような加工がされていると毛玉ができにくくなるんです。

と同時に、ウールではこの毛羽が洗濯機で洗えない原因なので毛玉対策がイコール洗えるニットになる、と言うことになります。


例えば、糸のより、ねじれを強くして毛羽をたちにくくするとか。

糸の表面にある毛羽を薬品で溶かしてしまうとか。

糸の表面を樹脂で覆ってしまって毛羽をたちにくくするとか。

こんな感じで対処しているんです。


しかし、毛羽がないと不便なこともあります。


それは暖かくなくなる、と言うこと。


表面の毛羽が空気の層を作り、外と中を遮断しているので暖かく感じるんですが、この毛羽がなくなると空気の層がなくなるので暖かくなりづらくなります。

生地そのものがどのくらい空気の層を作っているのかが温かいか?のカギになるんです。


暖かくするために着るニットが暖かくないって言うのは本末転倒な気がするんですよね。



そして、こう思います。


それでいいのか?と。

洗いやすい、と言うことだけ見ていると、こういう加工をしてしまいがちなんですね。

でも、服を着ると言うのは、洗いやすいとか毛玉ができにくいとか本来そこが主ではないと思います。


服はなぜ着るのか?

服を着る目的は?


消費者だけでなく、アパレルもこの視点を持った服を作ってくれたらいいのになあと思うんですけどね。

そう言う意図を持った服が最近減っているように思うんですよねえ。


作る側の責任、ではないのかな?

少なくとも、僕がクリーニング屋になって今まで色んな勉強をしてきましたが、過去のアパレル業界の人たちにはそういった意識があったと思います。









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臭の原因はスーツの着数にあり。

匂い対策の話でもう一つ思い出しました。

男性だけ匂いがする、という原因、思い当たることがもう一つあります。


男性、スーツの着数が圧倒的に減ってるんですよね。

これ、かなり問題だと思っています。



いま、若い人だけでなく40代、ともすれば50代の人でもスーツを持っている着数が5着未満の方がいらっしゃるんじゃないでしょうか?

5着なんてとんでもない、おそらく2着が普通で3着持っていたら持っている方ではないかと思うんですよね。


しかも、春夏用とか秋冬用とかはなく、1年通して同じスーツでそのくらいの着数で着まわしている人が多いと思うんです。 



今はリモートも増え、1週間で毎日出社しなければいけない人もあまり多くないと思いますから昔の着数を持ち出すのもおかしいんですが、それでも5着未満は少なすぎです。


まず、着用して休ませる時間が取れません。



スーツの主な素材はウールです。

ウールは休ませている間に自然と湿気を飛ばしてくれます。

その時にシワも取ってくれるんですが、休ませる時間がないと常に着用で湿気ている状態で繊維に負担が掛かるんです。


また、着数が少ないと連続して着ることになるので汗などの汚れも溜まりやすくなります。


仮に1週間毎日違うスーツを着ているのと、3着を着まわしているのとだと単純に倍は汚れるわけです。

しかも、季節関係なく一年を通して着用しているとなると、さらに倍になります。


また、これも大きな問題だと思いますが、着数が少ないとクリーニングをする時間が取れないんですね。

クリーニング屋さんに出して返ってくるまでに数日時間が掛かるので、まとまったお休みの時に、急ぎでしか頼めなくなります。


急ぎのクリーニングだと洗い直しができないので、汚れの溜まった衣類には向いてないんですよね。

汚れの多い衣類は、一度ではキレイになりませんから、何回か洗い直しをします。

その余裕がないと、クリーニングに出してもあまり効果が感じられなくなったりするんです。



また、着用の仕方も変化してきてますね。

昔はスーツは高価だったので、なるべく汚さないように下着を着ていました。

ズボン下とか年配の方は夏でも履いてましたしね。

そうして、汗がスーツに付着するのを防ぎながら着用していたんです。

現代では、スーツも直で着る方が多いので、それも原因の一因になっていると思います。




なんか、男性が臭い問題、いろんな原因が複合的に絡んでいるのが見えてきました。



お風呂に入れとか、洗濯をこまめにしろとか、そういう問題では解決しませんね。

今の生活だと臭いやすくなるというのが結論かと思います。



これを解消しようとしたら、根本から見直さないとダメなんじゃないかなあ。

マスメディアも安易に飛びついてもっともらしい効果のない話を広めてないで、ちゃんと原因を掴んでそれに対する対処法を伝えればいいのに。

それが世の中の常識に置き換わるようにしないとダメだと思いますよ。


世の男性のために、ぜひ勇気あるメディアの方々は立ち上がってください。








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クリーニング屋の倒産の本当の意味は?

何やらクリーニング店の廃業の話がクローズアップされているようです。


クリーニング業の最盛期から三分の一くらいになってしまってて、僕らの業界内では年々減り続ける店舗と売り上げの減少は当たり前の話でしたが、それがようやく世間様に興味を持たれるくらいになったのかな、と思います。



ここでは何度も書いて来ましたけどね。

相当ヤバい状態ですよ。

将来クリーニングという仕事は無くなるかもしれません。



なぜクリーニングの需要が減ったのか?皆さんここに興味を持たれるみたいですが、どれもこれも見当違いの話をしています。

てか、僕以外、この話をしている人は見たことありません。


みんな、洗濯機の進化や洗剤の進化、コインランドリーなどの普及などが原因といってるんですよね。

服も洗えるようになって来てる、とか。



全然違います。

この話は今から30年前も同じ話をされて来ました。

そして今もそれがクリーニングの衰退の原因だと言われていますが実際は違うんですよね。


そもそも洗剤も洗濯機も進化などしていなくて。

なんなら服もたいして変わっていません。

昔から洗えるものは洗えるし、洗濯機だって今とたいして変わらない。

洗剤も変わっていません。


ただ、これも洗えるあれも洗える、と宣伝されていて、さも新しいものかのようにイメージが作られて来ただけです。


そう、全てはイメージが変わってしまったんですよね。

それが原因。


洗剤が進化したかのような気持ちにさせられて、洗濯機が進化したような気持ちにさせられて。

されに、クリーニングと洗濯が同じように洗い上がると錯覚させられて。

そのせいで、自宅でできるならと洗濯がどんどん増えていったんです。

しかし、実際の品質は全然違います。

だからこの話を間違っているという人もいると思うんですね。


消費者の皆さんは、シワになってても気づいてないんですよ、

洗濯での洗い上がりが普通だと思っていて、クリーニングの仕上がりをそもそも知らないので、気づいてないんです。

だから、品質が違うと言っても通じない、綺麗になると言われてもわからない、自宅で洗う方が楽、早い、となりクリーニングが特別なものを洗うものとなってしまったのが原因です。


ここに、クリーニング業の高齢化、後継者がいない問題などが絡まり合って、どんどん閉店していってクリーニング業の危機となっているわけです。



ここを知らないでクリーニング屋さんに質問をしても、服が安くなったからとかいい服を着てないとか、洗濯機が良くなったからとか、頓珍漢な話しかか言って来ません。

また、取材する人もそもそものイメージが間違っているから、散財してもきちんと把握することはできません。


だからニュースで取り上げてもらっても、おかしな話になってしまう、というわけです。


そもそもね、30年も前から同じことを言われ続けてるなんてあるはずないでしょう?

クリーニング業界が変化しなくても、周り屋はどんどん変化していっているんだから、当然クリーニングも変化していきます。

大昔言われていたことが今も当てはまるはずがありません。



そして、この問題はクリーニング業にとどまらず、環境問題にまで発展している事をまだ誰も気づいていないんです。

昨今のアパレルの服の廃棄問題、かなり深刻ですよね?

しょうひしゎも早いスパンで服を買い換えるのが当たり前になりすぎててそれがおかしいとすら思っていない。


今、もしクリーニングが贅沢の中に当たり前に入っていたら、環境問題も変化していたはずです。

服をそんなに早く買い替えることも無くなり、1着を長く着用することでゴミの問題も変化します。

消費社会から本当の循環社会になっているんですよね。


でも、今が当たり前だから、服は長く持たない、買い換えるのが普通、リユースするのが環境にいい、と全部ずれていく。

本来なら状態良く着続けられるものを半年や一年で買い替えていくなんておかしいです。



なので、今のクリーニング業の問題だけでなく、クリーニング屋がなくなったら服の問題はかなり深刻になっていくと思います。



クリーニング屋の廃業に焦点が当たっていますが、本当の問題はもっと大きいんですよ。

どこのメディアがここに気づくか。

クリーニング業がなくなってから気づくのかもしれませんねえ。

それでは遅いんだけど。










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公式中古。

古着の需要が高まってますね。

ヤフオクやメルカリから、リアルの店舗まで幅広く古着が売られるようになってきました。


友達のクリーニング屋さんでも、古着さんから服を預かってクリーニングしている友達もいます。

SDGsがなぜが騒がれている日本らしいなあ、と思ったりしますね。



そんな中、興味深い物がありました。



公式中古。




メーカーが中古品をクリーニングしたり直したりして、責任を持って売る中古のようです。

この公式中古という言葉、考えた人すごいなあって思うんですよね。



中古に対する不安の一つに、誰がきたのかわからない、きちんとお手入れされているのかわからない、というのがあります。

そこにメーカーが責任を持って洗って、これでいいとお墨付きを与えた中古を売るんです。


これだけ安心できる中古ってないですよね。


実際の中身はわかりませんが、メーカーが出している中古という時点で、他の中古よりも一歩抜きに出ていると思うんですよ。

メーカーから公式で中古を出された日には、他の中古屋さんたちはかなりヤバいでしょうねえ。


Amazonで販売しているのか、マーケットプレイスで販売しているのかくらい違いがあります。



ただ、いくらメーカー公式といえど、クリーニングをしたり直したりっていうのはなかなか難しい。

ここをどういうふうに解決していくのか?で、公式中古の未来は変わるかなあと思います。


新品作るよりも時間も手間もかかりますからね。

量産できないから限られた中古品になってしまう可能性もあるわけで。


どうなっていくのか、3年くらい様子見ですかねえ。









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100年持つ服を作るとしたら?

三陽商会が100年コートの新しいのを発表したようです。


100年コート、名前がいいですね。

親から子へ、子から孫へ、と紡がれるコート。

それだけ作り込まれていると言うことなんでしょう。



もし、実際に服を100年持たせようとするなら、どんな服なら100年持つのか?

少し考えてみました。



まず、最近流行りの接着剤を使用したものは到底持ちませんね。

接着が劣化して剥がれてしまいます。

なので、全部縫われていることが必須かな、と。


そして、修理ができることも必須。

修理ができるって事は、例えばボタンやファスナーなどが必ず手に入る状態にしてあるとか、服の余白がきちんと取られているとか。

そう言うのが大事になってきます。

最近の服はコストダウンで、縫い代がギリギリで取られているので余白があまりありません。

すると、修理をする時にそこから生地を取ったり出来なくなる。

また、余白の少ない服は引っ張り強度も弱くなるので裂けやすくなります。


そして100年切るなら、やはり着心地も大事。

すると、変化が少ないからと化学繊維を使うのはあまり好ましくないかなあ。

加工で誤魔化すようなのもダメです。


そして、最後、これがとても大事なのが、洗える事。


洗っておかしくなるようなものはダメです。

だから、製品を作ってから洗浄テストをして、修正を加えて、販売するくらいでないとダメ。


そしてそして、クリーニング屋さんを選ぶ事。


そしてそしてそして、一着を着続けない事。

いくら100年持つ服でも一着を着続けちゃダメです。

服は数着持って着回すのが一番長持ちしますからね。



服だけでは100年持たせられないだろうなあ。

作る人、着る人、洗う人、みんなの協力で100年持つ服は出来るのかもしれないな。

いい服だけではダメですね。

全てが揃って服は100年持つ、と思います。

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パタゴニアのシェルのジャケットのお手入れ方法の解説をしました。

パタゴニアがシェルジャケットのお手入れの方法を書いていました。

独特な表現で書かれていて、たぶん読んでいる人には心地いいものかもしれません。


間違いではないんですが、具体的に何を言っているのか?これでは誰もわからないと思うので解説してみようと思います。(笑)



まず、こう書かれているんですね。


シェルジャケットはこまめに洗濯したほうが機能が落ちない、と書いてあります。

その理由は表面にベタッと水が残る状態だと膜ができてて、服の中の汗などの水蒸気が外に出ず染み込んだと勘違いしてしまう、と。


これ、何を言っているか?と言うと、透湿防水布の機能が汚れによって損なわれた、と言っているんです。

だから、洗いましょう、と。


透湿防水布、耳慣れませんよね?

他の商品で言うとGORE-TEXとかのことを言います。

特殊な生地で、水蒸気の粒は通すけど水の粒は通さない、と言う細かい穴が空いているんです。

粒の大きさの違いを利用して穴の大きさで通る粒と通らない粒を選別しています。

これによって、汗をかいても外に出て、水に濡れても中に入ってこない、と言う特殊な服が出来上がります。

しかし、その穴が塞がれてしまうと中からの水蒸気が外に出ない。

その目安となるのが、表の生地についた汚れで、普段は撥水効果で水を弾くんだけど汚れがついていると水を吸いつける効果があるのでベタッとした感じになる。

これは汚れているサインだから、こうなったら早めに洗って汚れを取り除き、穴を塞がないようにしたほうがいい、と言っているわけです。


さらに続きます。



具体的に洗い方としては家庭でもできるよ、と。

洗濯機で洗ってからしっかりと自然乾燥をさせ、乾燥機で熱を加えてあげればいい、と。


これだけ見ても素人の人にはわからないですよね。

簡単に捉える人もいれば、深読みする人も出てくると思います。

解説しますね。



シェルを着ていく場面を登山やアウトドアに限定して考えると、汚れは油性の汚れより埃や土、汗などになると思うんですね。

すると、家庭での水洗いでも表面の汚れは落ちてくれると思うんです。

まずはそれで十分、だと。

そして、自然乾燥をするのは生地の構造から高温の熱を加えると剥離などが起こることを懸念してのものだと思います。

透湿防水布と言うのは何層にも生地が重なっていて効果を発揮しているので、それが剥離してしまうと効果が出なくなる、と。


では、最後の乾燥機で熱を加えるとは?


これは撥水加工を強くさせるために行う処理です。

透湿防水布といえども撥水加工が施されています。

この撥水加工、加工剤が綺麗に整列していると効果が強く出るんですが、着用しているとこの整列が乱れるんですよね。

で、熱を加えると整列しなおして撥水効果が復活をします。

なので、自然乾燥で乾かしたのちに熱を加えてね、と言う話をしているんです。

パタゴニアでは、乾燥機がない場合は、ドライヤーやアイロンで熱を加えてもいい、と書いてあります。

確かにこれでもいいですね。


で、熱で生地が溶けないか?と言う心配をされる方もいるかもしれませんが、溶けません。

溶けるような温度まで上がったら大変なことですよ。

アイロンは高温にしないでくださいね。

これはちょっとまずい。

ドライヤーなら普通に平気だと思います。


と、パタゴニアさんは説明をされているんですが、しかしこれ案外洗うの大変だと思うんですよ。

なぜなら、透湿防水布ですよ、水を弾くんですよ、濡れないんですよ。


ね、洗濯しても浮いてきちゃう。


これ、洗えているのかなあ?と不安になる人はたくさんいると思います。

そんな時はクリーニングに出しましょう。

クリーニング屋さん、綺麗にしてくれますよ。



洗濯の仕方を教えてくれるのはいいんですが、手順だけ解説して、その理由が曖昧な表現にしているのはどうなのかなあ、と思います。

そこにはきちんとした理由があって、そのやり方でやる理由があるわけです。

これを知っているのと知らないのとでは同じ作業をしていても効果は全然変わります。

なぜなら、それをやる理由をきちんと知っているから。


意味もわからないでドライヤーで熱を加えてたら、不安になりません?

これ、なんの意味があるんだろう?って。

下手したら、芯まで乾かすためかな?とか変な想像をしちゃう人も出てくるかもしれません。 

すると今度は、同じ乾かすなら最初から乾燥機で、とかドライヤーでとか言う人も出てくるかもしれない。

そう言う人が出てこないように、その作業で何をしているか?の説明は必要だと思います。


この話、クリーニング屋さんには当たり前の話なんです。

僕ら、こんな風に構造や問題点を把握して洗っています。だから綺麗になるし安全に洗えるってわけです、

下手すりゃパタゴニアの人よりも知っているかもしれません。(笑)

パタゴニアにお勤めでもシェルの構造は知らない人もたくさんいるでしょうしねえ。


服のメンテナンスはやはりクリーニング屋さんのほうが詳しいと思います。

相談するならクリーニング屋さんへ。

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服の廃棄問題。

古着のマーケットが盛況のようです。

各地に古着屋さんができ、新しい服よりも古着の方が好き、という人も現れるくらい。

週末、大混雑するような古着屋さんもあると聞いています。


SDGsやサスティナブルという言葉が広まってから3年ほど経ちますが、それも影響しているんでしょうね。



しかし、服の廃棄問題はかなり深刻で。

世界レベルでどうにかしないと、と話題に上がるくらいになっています。



お正月休みに滋賀の友達のところに行ってきました。

そこで衝撃的な話を聞いてきまして。

これ、解決しないんじゃない?と軽く絶望するくらいのお話です。


友達、クリーニング屋さんなんですよね。

で、テナントとして入っているショッピングモールのイベントで古着の回収をしているんです。

数年前からやっていて、毎回ものすごい数の古着が集まると聞いています。


今回、四日間古着を回収したんだそうです。

どのくらい出たと思いますか?



4日で、50トン。



50トンも古着が集まったらしいんですよね。 

古着と言っても中には新品の服もあるわけで、さらに驚いたのがブランドもののタグのついた新品の服まで入っていた、と。

これ要らないの?って思ったようです。


集まった古着は一部は再利用されますが廃棄もされます。



これね、恐ろしいことに、今回だけの話ではないんですよね。

数年前からやってて、毎回10トン以上の古着が集まってたわけです。

それが今回いよいよ50トンになってしまった、と。


そして、年末年始もお店で集めてたと言いますが、年末年始だけで1トンも集まったらしいです。



これ、どうします?

古着回収と言って目の前から消えてくれたらそれどいいわけではないと思うんですよね。

また、再利用、と言ってもそんなたくさんの服を再利用できるわけもないんですよね。

再利用だって限界がある、だって服はどんどん作られているわけだから。


新しい服の生産をやめて、古着を再利用、再生するというのならわかるんです。

新しい服を作って、古着も再利用して、なんて無理でしょう?

これ、雪だるま式に服がゴミとなっていくのが目に見えているじゃないですか。



すっごい大問題です、これは。



SDGsやサスティナブル、作る話と再利用の話しか出ないんですよね。

ゴミからあたらしくつくりました!とか再生させます!とかアップサイクルさせます!とか。

でも、本当に大事なのはリサイクルするまでの期間を長くすることじゃないでしょうか?

作ったらすぐ廃棄やリサイクルのことを考えるのではなく、まずはその製品をとに長く利用をする。

その後に再生や再利用が来るものだと思います。


なぜ作ったそばから再生、再利用の話になっていくのか。

大事なのはその商品の寿命を全うさせることだと思うわけです。


そうしたら、こんなに大量の廃棄は出ないでしょう?

これ、考えるのはメーカーだけでなく、消費者なんですよね。

消費のサイクルを考える時が来ているんだと思います。


それは、ミニマリストになるという話でもありません。

物を使い切る、という考え方ですね。

必要最低限ではないんです。


最近、とあるメーカーも修理の対応を強化させている、と聞きました。

少しずつ、変化は起きていると思います。

あとは僕らがどうするか?どう考えるか?です。

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