クリーニング

見たこともない生地。

たまに話をしていて、クリーニング屋は世間からズレてるのかなあ?と思う時があります。

僕らからすれば当たり前の話なんですけど、他の人に話したときに笑われたり、そんな事が?と変な反応をされる事があります。


先日もこんな事がありました。


クラブハウスのルームの中で話をしていて、クリーニング屋さんに悩みありませんか?みたいな話が出たんですよね。

で、悩みの一つに、洗濯表示が怪しいので困る時がある、と話したんです。

特に、みたこともないような繊維とかが出てきたときに困る、と話したら、一斉に大笑いされて。


みたこともない繊維?


どうもこれがわからなかったみたい。

クリーニング屋をやって約30年ほど経ちます。

一応勉強をしているので、知らない繊維はほぼありません。

それでも、新しく開発された繊維とか、いろんな繊維を複合的に混ぜた繊維、コーディングされた物だったりすると、今までとは全然違う風合いのものがあったりするんです。


まず僕らは触った感じでどんな服か?判断をします。

クリーニング師の資格を取るときに、繊維の鑑別で触って繊維を当てる、と言うことをやるので現場でも触った時の触感はとても大事。


その時に、あれ?と思う事があるんですよ。

今までに触った事がない感触だったりするんです。

そこから初めて洗濯表示、繊維表示を確認をします。


表示と触った感触が違うと、あれ?と思うんですよね。

表示が本当なのか?何かコーティングされているのか、生地の下側に何かあるのか。


頻繁にあるわけではないんですけど、僕らからするといつもと違う感触ってとても怖いんですよね。


なぜなら、扱いを間違うと事故になるから。


変な感触の理由をきちんと知らないと洗えません。

もしかしたら、裏に何か接着剤で貼り付けてあるのかもしれないし、コーティングされてるのなら洗って取れるかもしれないし。


なので、僕らの頭の中にあるもの以外の感触が来た時に、知らない服が来た、と僕らの頭の中では、エマージェンシー!!!と警報がなるんです。


たぶん、この感覚って普通の人にはないんでしょうね。

最近は服の形で服を説明する人が増えてますから、素材のことを話す人はアパレルにもあまりいなくなりました。


見たこともない服、触ったこともない服、なんて感覚、クリーニング屋さんだけのものかもしれない。

作る側は面白い感触の素材が出来た、になるでしょうしね。



やはり、洗うということは日常ではないんだなあ。

クリーニング屋さんならではの感覚ってあるのかもしれない。

あまり驚かれると、話すのを躊躇ってしまうようになります。

でも、発信し続けないといけないんだよなあ。

じゃないと、いつまで経っても僕らが感じてることを伝えられないから。

笑われても発信し続けるしかないですね。

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良いものが売れる世の中に。

商売、特に職人系の商売をしていると思う事があります。



それは、品質と値段、そして売れるということについて考えるんですね。



一般的に、品質が良ければ売れるし、値段も品質の悪いものよりは高くなる、と思いませんか?

品質の悪いものは売れない、安いものは品質が悪い、そう思わないですかね?


だから、売れているということは品質が高い、と言うことになるし、高いものはいいものだ、と判断する人は多いと思うんですよね。


実際、昔はそうだったと思うんですよね。



ところが、ですよ。


この考え方を悪用する人たちがいるんですよね。

売るためなら何をしてもいい、と思っている人たちがいる。

今、消費社会だなんだと言われているのはこの結果だと思うんですよ。


毎年成長、昨年よりも売り上げを上げる、これがビジネスの目標なんですよね。

でも、毎年毎年成長をするためには新しい何かが出てこなければなかなかありえないわけです。


すると、売るための工夫をすることになる。


例えば、去年よりも安く売る、とか。

アパレルとかは、毎年デザインを変えて売ってますよね。

でも、これも慣れてきてしまうんです。

すると、さらに反応させるために過剰な演出をし始める。



当たり前の話をさもすごい技術のように煽ってみたり。

ありもしない効果を謳ってみたり。


売るためにあの手この手を使い出すわけです。



とにかく売る事が正義ですからね。



職人系の仕事をしている僕らからすると、これが納得がいかないんですよ。

明らかな嘘じゃ無いかと思うし、お客さんを騙していると思うし。


でも、実際には技術の良し悪しよりも売ることに力を注ぐほうが売り上げが上がる。

簡単にいうと儲かるわけですね。


どんなに口でいい事を言っていても、現実に儲からなきゃ生きていけません。

すると、職人系でも売ることに力を注ぐ人たちも出てくる。

中には技術を置いてきぼりにする人も出てくる。


例えば、クリーニングなんかだと、アイロンをかけてあってもよくわからない、別にかかってなくても平気、というお客さんもいるから、とアイロンをかけないで納品をするクリーニング屋さんもいたりします。

洗いざらし、というわけではもちろんなく、粗じわは取るんですけどね、アイロンのかかっている服からすると雲泥の差。

でも、その分料金を安く設定して、お客さんもそれを支持したりする。


最初は数社しかやってなくても、それが売れてる、と思えば真似をする業者が出てきます。

時間をかけて段々と、そのクリーニングがスタンダードになってくる。


こういうのって他でも多く無いですか?


昔を懐かしむ、というのではなく。間違いなく、今の方が品質が落ちてる、というものってあると思うんですよ。

で、それって何が原因なのか?と思うと、売るという事が最優先になって大事なものを置いてきたからじゃ無いのかな、と思うんですよね。


変化した結果に誰も文句がないのならいいんです。

でも、みんな文句は言うんですよ。

品質が悪い、味が落ちてる、まずい、とか。

きちんとした仕事が段々と品質が落ちていくと、元の品質にはなかなか戻りません。


なぜなら、何十年とかけて落ちてきたら、もう昔の品質を知る人が少ないから。



これはおかしいですよ、と話しても、何がおかしいのか?わからないんです。

おかしいのが普通になっているから、指摘されてもおかしいと思わない。

それはお客さんもそうだし、業者もです。


技術と革新で良くなっているものもあるんですけどね。

良いことばかりではなく、逆に悪くなっていることもあると思います。


良いものは売れる、と言うのは幻想です。

でも、職人として、良いものが売れる世の中になってほしいなあ、と思います。

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クリーニング師の試験に差が。

クリーニング屋さんにはクリーニング師という国家資格があります。

国家資格なので試験がありまして、それを受けてはれてクリーニング師として仕事をしています。


クリーニング師の試験は実技と筆記の2種類あるんですよ。


筆記は法律、衛生法規、技術系の話、クリーニングに関するものばかりですね。

クリーニングは、世の中の衛生環境を守るためにあるものなので、結構難しい試験内容だったりするんです。


さて、実技。

どんな事をするのか?というと、繊維の鑑別とシミの鑑別、あとアイロン掛け、この3つが行われます。


先日、クラブハウスで驚かれたんですけど、繊維の鑑別は結構な人が驚いてましたね。


白い布が5枚用意されてるんですね。

で、それを触ってどの繊維か?当てるというもの。

綿やポリエステル、ウールなど触って当てなくはいけません。


これね、意外と出来るんですけど、普通の人たちには驚く話のようで。

うちの母は、最盛期は素材のパーセントまでわかりましたからね。

綿がいくつ、ポリエステルがいくつ、なんて割合まで分かってしまうんです。

クリーニング師らしいお話だと思います。


さて、問題のアイロンがけです。

これね、金曜の夜にクラブハウスでクリーニング屋さんで集まって話をしていたら、面白いことに気づきまして。



クリーニング師の試験は各都道府県ごとに行われるんですが、アイロンの試験は各地で全然違ったんです。


僕は東京で受けているんですが、愛知の友達とは内容が全然違うんですよ。



愛知ではワイシャツ一枚を丸々仕上げるのが試験内容。

東京は、というと襟と片側の袖を仕上げるのみ。

一枚かけるのとでは全然違います。

この違いは当然受かりやすさの違いでもあるので、どこの県で受けるか?受験生は選んだりもするわけですね。


なぜ試験内容が違うのか?みんなで話していて気づいたのは、受験生の数が違う、と。

東京の受験生の数はやはり多くて、ワイシャツ一枚をかけていたら朝から晩までかかっても終わるかどうかではないか?と。

だから、襟と袖だけになったんじゃ無いか、と話していました。


ワイシャツを一枚ハンドアイロンでかけると、プロがかけて4分から5分かかります。

試験を受けるような子たちがかけると6分はかかる。

それを人数分やるとなると相当な時間がかかるというのもうなづけます。


意外なところでクリーニング師の試験の違いが知れてとても面白かったです。


さて、そのクリーニング師、どこのクリーニング屋さんにもいるわけではありません。

クリーニング師はクリーニング所に1人いなければいけない、という決まりになっています。

つまり、工場併設のところに1人いることになります。

受付だけのお店には別にいなくてもOK


クリーニング屋さんに相談に行くときに、個人のお店に行ってください、というのはこういう理由からなんです。

大きくなると工場にクリーニング師の方がいて店舗にはいない事が多いんです。

方や個人店では、工場併設でその場にクリーニング師がいます。

下手すると、クリーニング師が何人もいたりすることも。

相談をするならこっちの方が確実ってわけです。


クリーニング師は意外と知られていません。

それも国家資格と聞いてさらに驚く人がいるくらい。

クリーニング屋さんがただ洗っているわけじゃないというのは資格からしてもお分かりになるかと思います。

僕ら、勉強してクリーニング屋さんをやってるんです。(笑)



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全部自分でやっちゃうから。(笑)

今日から通常営業です。

みなさんのご来店、お待ちしております。



clubhouseをラジオのように流しています。

いろんなためになる話が聞けて楽しい。

科学者だったり、誰もが知るようなメーカーに勤めている方だったり、エキスパートな方が多いイメージです。



いろんな話を聞いていて、割とすんなりと話を聞けるんですよね。

個人店のクリーニング屋さんがなぜわかるのか。

個人店ならではの事情があるんだな、と気づきました。



クリーニングっていう仕事はあまり売り上げのある業種ではないんですよね。

でも、自営業が多いのでやる事は会社とかと変わらない。

必要なことも変わらないんですよね。


経営もそうだし宣伝も必要だし、技術の研鑽も必要。


でも、そもそもの売り上げの少ない業種なので、普通の会社なら外注という形でどこかに頼んだり、ソフトやサービスを購入して対応する、という事がなかなかできないんです。



すると、どうするか?


自分で勉強をするんですよね。

で、やりくりをしてしまうんです。



チラシを作るのも自分でパソコンを覚え、デザインの勉強をし、作ります。

ホームページも勉強して作ります。

経理関係も勉強をしてやってしまう。

できる事は全て勉強をしてやってしまおうとするんですよ。

面白いものでそうやって色々な勉強をすると、仕組みというか流れみたいなものに詳しくなるんですね。


こういう仕組みでモノは動いている、とか、こういう流れで仕事を動かす、とか。


で、知らない話を聞いていても、なんとなく話を理解しその話のツボというか大事な所がわかるようになる。


面白いモノですね、頼めないから仕方なくやってたことが身になってるなんて。


するとですよ、たまにかかってくるネット関係の営業の電話とか、言い負かしちゃうことがあるんです。(笑)

だって、少し勉強した人と年季が違うんですもん。

こっちは何年もかけて勉強してきたので、その人たちよりも詳しいから、話をしていると最後はもっと詳しい人に変わります、と言われるんです。(笑)

僕らがやれる事はありませんね、と電話を切られたこともあります。(笑)


クリーニング屋さん、本当に色々知ってる人がいて面白い。

なかなか大きな商売にはなれませんけどね。

でも、充実度で言ったらかなり高い方ではないかな、と。


クリーニング屋さん、小さいけど面白い業種だと思います。(笑)

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若い子は大変なんですよ。

歳をとってから気をつけていることが一つあります。


それは、若い子たちを馬鹿にしない、と言うこと。



まあよくあるやつです、最近の若い奴らは、とは思わない、言わないように気をつけています。

自分の若い頃を思い出してみて、批判出来るほどやってきたかな、と言う思いもあります。


クリーニングの仕事についてからかなり苦労しました。

勉強の仕方がわからない、そう言うところがどこにあるのか?わからない。

特にうちは父が思うところがあり組合から抜けてたので、同業者との関わりがなかったんですよね。

同業者ともなかなか知り合いができなかったんですよ。


どうしていいか?わからないので思いつく事は全てやりました。

本屋に行ってクリーニングの本はないので、洗濯の本を買い占めたり。

また、展示会に行って一日中、何往復も歩き回ったり。

顔を覚えてもらおうと歩き回っていました。


運良く、インターネットが普及し始め、クリーニング屋さんのメーリングリストを見つけ、入れてもらうことができたんです。


その時も助けてもらって。


パソコンも触ったことがない、メールも打ったことがない、そんな状態からメーリングリストを見つけて、入会のお問い合わせはこちら、とメールアドレスが貼ってあったんです。

で、ぼく、何もわからないから空のメールを送ってしまったらしいんですよね。

そうしたら、管理人の人から、何かお困りですか?と返事が来たんです。


それから、メーリングリストに入りたい、クリーニングの話をしたい、と返信をして入れてもらえました。


その管理人の人とは今でもお友達です。

その方が、気に留めて一言声をかけてくれたから、僕のクリーニングとの関わりは深くなっていったんです。


これね、運なんですよね。

そのままスルーされてもおかしくない、入れなくてもおかしくないんです。

実際その当時も使い方やエチケットに厳しい方達は結構いましたから。

そのひとたちなら、スルーしていたかもしれません。


今もクリーニング業界に若い子が入ってきたりします。

その子達を見て、一生懸命じゃない、本気じゃない、と言う人たちがいます。


僕はそんな風に全然思わない。

だって、わからない人からすればどう勉強していいか?本当にわからないんだから。


そう言うと、一生懸命やれば見つかるとか、自分はそうしてきた、と話す人たちがいます。


僕の若い頃もいたよなあ、そう言う人。


全部自分がやってきた、と思ってるんですよね、そう言う人たちは。

だから、今の若い子達は努力が足りない、と言うんです。


果たして本当にそうなのかなあ?と思います。


その人たちの若い頃を見ていますが、決して今の子達と大差ないですよ?

みんな迷走していたし、うだうだと過ごしていた時期がありました。


それから、師事する先生を見つけたり、学ぶところを見つけたりして今に至っている。

本人たちはそれを見つけたのも自分がやった、と言いますけど、僕からすれば単なる運でしかない。


ほんのちょっとのすれ違いで会えないことなんてザラにあるし、会ったとしてもそこから縁ができるか?は自分だけの問題ではないんですよ。

相手がいることなので、相手も自分のことを気にかけてくれないと縁はつながりません。



自分はやってきた、なんでおこがましくて僕は言えない。


色んな人に助けてもらってこれまでやってこれた、これが正解だと思っています。


だから、若い人たちで悩んでたりどうしていいか?困っていたら声をかけます。


その人に合いそうな人がいたら紹介するし、こんな考え方もあるじゃない?と話したりもします。

自分がしてもらったように。


いつの時代も若い子は大変なんですよ。

だってこれからいろいろ学んでいくんだもん。

知らなくて当たり前、わからなくて当たり前。

僕らも同じでしたからね。

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クリーニングに愛があります。

自分が一番自分のことを知らないと思うんですよね。

自分はこんな人間だ!なんて言えるほどハッキリしているわけではないし、割とフラフラしているし。

いろんなものに興味を持つので、その時々で考え方も変わったりしているよなあ、と思ったりしています。



ここ最近、いろんな方から言われることがあります。



クリーニングへの愛を感じる、と。



自分では全く思っていなかったので、最初言われた時はそこまでは、と話してたんですね。

クリーニングの話なんて滅多に聞かないからそう聞こえるのかなあ?くらいに思っていました。


しかし、同じようにクリーニングへの愛を感じますね、と何人かの人に言われるようになってくると、そうか自分はクリーニングにそう言う感情を持ってたのか、と思うようになってきて。


普通にクリーニングのことを話しているだけなのに、それって普通じゃないんだな、と言うことに気づいたんですね。


一応プロなんでね、話す内容は細かい話をしていると思うんです。

クリーニングや洗濯の事をあまり意識してない人からすると、そんなに細かい事を、と思われるかもしれない。

そこが愛を持っている、と捉えられる所以なのかなあ。



クリーニングに愛を持っている僕が改めて話しますとね。



クリーニングは大事ですよ。

だって、服が着れる年数が全然変わるんですもん。

そして、着ている服が汚れているか、きれいか、と言うのは自分の心の中でも大事だと思うんですよね。


人に会うときに、あの人の服汚れているなあ、と思われたくはないじゃないですか?

周りはそんなふうに思わない、って考えるかもしれません。


でも、自分もそういうふうに見ることってありません?

案外、人の服を見ているんですよ。


それでその人の事を悪く思うかは別にして、ね。



ファッションは個性の現れだから長く着る物ではない、と言う人もいますよね。

おっしゃる通りだとおもいます、そういう感性もあると思うし。

でも、服は着たら汚れるんですよね。

汚れってシミだけじゃなくて、うっすらと汚れが服についていきます。

綺麗な色合いの服のはずが、少しくすんだ色になってしまったり、シワだらけの服になっていたり。

それは果たしてファッショナブルなのかなあ、って思うんです。

ファッションが個人を表すものなら、そこも気にならないの?と思います。


もう一度言いますね。


服は着たら汚れるんですよ。


空気だって汚れてるし、埃も舞う。

それらが服につくんですよね。

家の中で来ていれば、料理の油が部屋を油煙として舞います。

服に油の汚れがついていく。

それは水で洗っても落ちづらいんですね。


着ている時は綺麗に着たいじゃないですか。



そのお手伝いをしているのがクリーニング。

大事ですよ、本当に。


書いてて、確かにクリーニングへの思いは強いな、と思いました。(笑)

clubhouseのプロフィール欄にクリーニングに愛があります、と書いておこうかな。(笑)

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まとめて洗うデメリットもあるんですよ。

最近話題のSDGs

テレビでも特集が組まれるほどです。


持続可能な社会にするためにみんなが出来ること、と色んな事をアドバイスしてくれています。


先日もとある番組で自分たちに出来ること、といくつかのアドバイスがありました。

その中で、洗濯に関するものがあったんですよね。


で、ん?んん??と思ってしまったんですよ。


洗濯物はまとめて洗う。


こまめに洗う事はやめて、まとめて洗いましょう、というお話。

これ、多分排水のことを考えてのことなんだと思うんですよね。


洗濯の回数が増えると排水も増えます。

環境によろしくない、と言うことなんでしょうね。

細かく洗ってもまとめて洗っても、洗剤の量はさほど変わらず排水の量もあまり変わらない、ならまとめて洗った方がいいよね、と言う話なんでしょう。


排水のことだけ考えれば確かにこれでいいんだけど。

これね、エコとかならわかるんですよね。

でも、みんながやろうとしているのはSDGs、持続可能な開発目標、です。

総合的な観点から、持続可能な社会を目指そう、としているわけですよね。


すると、排水のことだけを考えればいいわけじゃないことがわかってきます。



まとめて洗うメリットもあれば、デメリットもあるわけですね。

一般の家庭で、服をまとめて洗ってしまったらどうなるのか?


クリーニング屋さんみたいにたくさんの服が集まって、同じ色の服で洗えるなら問題はありません。

でも、家庭の洗濯では、色んな色の服を混ぜて洗うことになる。

すると、服の色がくすみだすんですよ。


色の悪くなった服をいつまで着ますかね?


綺麗に洗っていたら、何年も着られていたものが、まとめて洗ったがために早くダメになって買い替えることになってしまったら。


それって果たしていいことなんだろうか?と思うわけです。


服に関して、1番いい事は、サスティナブルな素材の開発でもなく、リサイクルでもなく、その服をいかに長く着るか、です。

なぜなら、この時間が1番長いから。


そのためには服がきちんと作られていないといけません。

そして、定期的なメンテナンスがとても重要。

洗濯やクリーニングがとても大事になってきます。


その瞬間を見ると、排水というデメリットもありますけど、全体的な視点から考えないと本当に大事なことがわからなくなると思いますね。



なんかねえ、新しい素材の話やリサイクルの話ばかりで、洗濯やクリーニングの大事さを話す人がほとんどいないんですよね。

使い方、メンテナンスの仕方を見直すことも、SDGsだと思うんですけどね。

まだまだ、その話が出るのは先なのかなあ。

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今年のゴールデンウィークの連休のお知らせです。

気がついたら明日からゴールデンウィークになっていました。


29日は通常通り営業します。


当店の連休は、2日日曜から5日水曜迄お休みをいただきます。

しばらくご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。



さて、うちでもこの連休は片付けをすることが決定しております。

緊急事態宣言が出ていますし、くらやみ祭りもありませんし。

部屋も片付いてないし。

僕らの服も入れ替えてないし。


連休中で終わるのか一抹の不安が

がんばんべ。

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うっすらと黄色いんですよね。

最近、他店で洗った服がクリーニングに持ち込まれるんですよね。

新規のお客さんもいらっしゃれば、ご利用いただいていたお客さんもいらっしゃいます。


新規のお客さんならうちで洗ってないと言うのがわかるけど、ご利用いただいていたお客さんの品物が他店で洗われている、と分かるのって不思議に思いますよね?



分かるんですよ。(笑)



まず、自分の店で洗って仕上げたものは確実にわかります。

クリーニング屋さんの仕上げ方って違うので、一目見ればうちでやったかどうか?すぐ分かる。

また、家庭での洗濯とクリーニングの違いも一目でわかります。


別に他店で洗っても構わないんですけど。

問題はそこではなくて。



そのね、他店で洗った服が汚れているんですよね。

汚れが落ちてない。

でも、それにお客さんが気付いてないんですよ。


お客さんが気にするポイントってのは大体決まっていて、ワイシャツとかだと襟の汚れを特に気にするんです。

確かに襟の汚れも残ってはいるんだけど、それよりも全体的に汚れが落ちてないから黄色いんです。

でも、そこには目がいかないんですよね。


これ、ワイシャツだけではなくて。

他の服でも、全体的な汚れに気づかない人が増えているなあ、と思います。



汚れってシミだけではないんですよね。

服は着ていれば全体的に汚れていきます。

座ったり、寄っかかったり、手で触ったり。

なにかしら触れるので服は必ず汚れるんですよ。

それを意識してない人が結構な確率でいそうなんですよねえ。


菌は気にするのに他の汚れを気にしない人も多くなりましたしね。



汚れに関して意識が変わったんだろうなあ、と思うんですよね。

で、その影響で、頻繁に洗ったり、逆に洗わなかったり、不思議なことが起きています。


そこまで洗う必要はないよ、と言うものを毎日洗ってみたり。

洗わなきゃいけないものを洗わないでいたり。

その結果が、服は長持ちしない、買い換えていくもの、と言うふうにつながっているんじゃないか、と思うんですよね。



今回、なぜそんなに気になったのか?と言うと、水洗いをする服が汚れていたから。

ドライクリーニングをする服だと、理由がいくつかあるのでまだ理解できるんです。

ドライクリーニングで綺麗にするには、管理と洗い方が重要。

お店ごとにそこは違うので、差が出やすいポイントでもあります。


ところが、水洗いをする場合、ドライクリーニングに比べて管理というほどの管理はありません。

なぜなら、洗うごとに水を変えるから。

いつでも綺麗な水で洗えるので、普通に洗っていたら汚れが落ちない、という事は考えづらいんです。


なのに、ですよ。

洗った服が全体的に黄色い。

茶色いかな、うっすらと。

そう、うっすらなのでほとんどのお客さんはわからないのかも知れません。



人の仕事を見て自分の仕事を改めて振り返っています。


うちの仕事は大丈夫かな?

こうならないようにするにはどうやって洗えばいいかな?


慢心が一番危ないですもんね。

人の仕事を見て、自分たちも気を引き締めていきましょう。

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連休中は服を入れ替えるチャンスです。

明日から3度目の緊急事態宣言になります。

今年の連休はお家で過ごそう!と言うことですね。


来週からの連休、どう過ごしましょうか?


クリーニング屋的な話をすると、もう何年も連休明け後から衣替えをした冬服がクリーニングに出始めます。

昔に比べるとひと月くらい遅くなっているんですよね、衣替え。


多分、片付ける時間が取れないんだろうなあと思うんです。

服を入れ替えるのって結構な労働。

時間がかかりますよね。

そのために連休の間に整理してクリーニングにお持ちになっているんだろう、と思います。


忙しい人だと連休すら時間が取れず、6月くらいにやっと衣替えができました、とクリーニングにお持ちいただくこともあります。


入れ替える時間がまとまって取れるって本当に大事。



今年の連休は是非、服の入れ替えをしてくださいね。

その際に、クリーニングをするか、自分で洗濯するか?迷うと思います。



自分で洗うものと、クリーニングをするものと、どう区別するか?



その服をどう着るか?想像してみてください。



値段の問題ではないんです。

安いから自宅で洗う、と言うわけでもなく、高いからクリーニングでもなく。


その服をどこに着ていくか?そこが大事だと思うんですよね。


例えば、自宅で着る、その服を着て人とは合わない、そう言う服は自宅で洗濯でいいと思います。

洗うだけで良く、仕上げとか必要としないから。

洗いざらしで着ていても問題がないケースです。


その服を着て人に会う、人の目に触れるところに来ていくのなら、クリーニングしましょう。

洗えば必ずシワがつくし形が崩れます。

すると仕上げをしなければならない。


みなさん、気にしてないようで人の着ているものを見ていませんか?

あの人のシャツ、しわくちゃだな、とか。

あのスーツ、ヨレヨレだな、とか。


同じように自分も見られてるんですよ。

気にしないでいようとしても、自分も嫌でしょ?

シワシワの服を着ていると思うと、周りに何か思われてないか、と考えたら。


クリーニングと洗濯の違いってそう言う所なんです。

人がいる所に着ていけるかどうか。


この連休の間に、じっくりと服を見て、クリーニングするか、洗濯するか決めましょう。


着られるものはなるべく長く着ましょうね。

洗ってまた着る事は、最近話題のサスティナブル、SDGsそのものです。

また着るために、洗っておきましょうね。

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