クリーニング

クリーニングから返って来て、なんかおかしいな?と思ったらまずやる事は?

クリーニングのご相談を受けることが多いんですね。

こうしてブログで書いていると、似たような話があるのか、質問が結構やってきます。


半分くらいはどこかのクリーニング屋さんに出したら変になったので、やってもらえないか?と言うもの。


こう言う時は、直ぐにお受けはしません。

なぜなら、もしおかしくなった理由がクリーニング屋さんにあった時は、そのクリーニング屋さんが補償をしなければいけないから。


もし、うちで何かしらの作業をしてしまったら、もう前のクリーニング屋さんに補償は求められません。

なので、僕らがやる前に、前のクリーニング屋さんに聞いてみてもらうようにしています。


聞く内容はこんな感じで。



クリーニングから返ってきたら、風合いがおかしくなったと思うんですけど、見てもらえますか?



なぜハッキリと聞いてもらわないか?と言うと、本当におかしいのか?お客さんの方の勘違いなのか、分からないからです。


本当におかしいケースもあるし、お客様の勘違いもあります。

クリーニング屋さんが見れば、大抵はわかる。

微妙な変化の場合は、経時劣化ということも考えられます。

また、ハッキリとわかるほどの変化なら、クリーニング屋さんは真摯に応えなければいけません。

どちらにせよ、一度確認の意味も込めて、クリーニング屋さんに見てもらうことは大事なんです。


これはぼくが個人的に思うことかもしれないんですけどね。


もし、クリーニングで問題があったとしたら。


クリーニング屋さんは真摯に対応をしなければいけない、その責任があると思ってます。

お金をいただいてますからね。


と同時に、直すチャンスを与えてあげる必要がある、とも思っています。



例えば、洗い直しで直るものもある。

アイロンをかけ直す事で直るものもある。

やり直せばリカバリー出来るなら、そのチャンスをクリーニング屋さんにもあげなきゃいけないよな、と思うんです。



人間がやる事ですから、完璧を目指していてもミスはあると思います。

そのミスを責め立てる事は後でも出来る、その前にミスをリカバリーするチャンスを与えるのって健全な世の中の証だと思います。



もし、クリーニングから返って来て、変だな?と思ったら。


まずは、そのクリーニング屋さんへ相談。

そして、やり直しをしてもらいましょう。

まずはそこからですよ。



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溶ける糸。

昨日の続きのような話。(笑)


お湯で洗うと糸が溶ける、そんなタウンが発売されるんだそうで。



ダウンを廃棄するときに、服を解いて、中のダウンを取り出すのに通常だと7時間もかかるとか。

それを、お湯で洗う事で、糸が溶け、簡単に中のダウンを取り出せるらしいんですね。


羽毛の再利用が出来てエコロジーらしいです。



さて、お湯で洗うと溶ける、と聞くと、またまたクリーニング出来るのかな?と考えてしまいます。(笑)



70度のお湯で溶けるらしいんですよね。

じゃあ、70度まで上げなければ洗えるじゃないか、と思いますよね?

はたしてそうなのかな?


普通に考えれば、70度で完全に溶けて、それまでは緩やかに溶けていくんじゃないか、と思うんですよね。

すると、何度か洗っているうちに強度が弱くなるんじゃないか、と思うんです。


また、家庭での洗濯は水ですが、クリーニング屋さんの水洗いはお湯で洗います。

70度で洗うことは普通はないんですけど、注意表示に気付かないクリーニング屋さんが高温で洗う可能性も出て来そう。



このダウンの洗う限界はどこだろう?


その限界さえ見極められれば、安全に洗う事が出来るはずなんです。

どのくらい市場に投入されるのか、僕らの手元にクリーニングとして出てくるのはいつなのか、とても気になります。



いろんな商品が出てくるので、アンテナを立てて情報を集めておかないといけません。

その集めた情報が活きてくるまで数年かかるんです。

なぜなら、お客さんが買って、クリーニングに出すまでにタイムラグがあるから。

その時に慌てないように、日々情報収集は欠かせません。


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洗えるの?

クリーニング屋のサガなんですよね。

新しい服や高機能を謳う服が服が出ると、洗えるのか?とても気になります。



暖かいとか、撥水効果がある、とか、そういう目玉はとりあえず置いといて。(笑)

洗えるのか?洗っても変化が起きないのか?それが気になって仕方がないわけです。


世の中には便利なものが日々生み出されていきます。

いろんなものを組み合わせて、新しい製品を作り、それが消費者の困ったを解決している、そんな製品もたくさんあるわけですね。



ふと、ネットの広告で気になりまして。

ベストなんですけどね、中に電熱線が入っていて携帯バッテリーを繋げると発熱して暖かくなる、という商品があるらしい。


作業現場などで活躍しているんだそうです。

あと、ゴルフとか。


寒い中外に出て、なおかつ体を動かす人にとっていい商品のようです。



さて、問題は洗えるか?ですよ。

そして、その洗い方はなんなのか?

水洗いをするのか?ドライクリーニングもできるのか?気になる気になる。


外で着る、という事は汚れます。

また、作業着としてきたり、ゴルフで着用することを考えると、泥汚れだけでなく油汚れもつく可能性がある。


洗えないと、汚れたまま着るか、使い捨てにするしかないですからね。


僕らも知っている有名なメーカーさんでも作ってますし、中華製の名も知らないところで激安で販売もされています。


買って試してもいいんですけどね、ただ試すのではダメで、ちゃんと着て汚さないといけないんです。

でも、僕の着るサイズはなくて。

毎回、洗えるのかな?と思っても試せなくてモヤモヤしてしまいます。



、子供に買って着せようかな。(笑)

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高齢化と後継者難と技術の損失。

どこの業界も高齢化していると思いますが。

クリーニング屋さんも高齢化をしています。



毎月、とある所から会報が届きます。

クリーニング屋さんの会報で各地でのクリーニング屋さんの活動が載っている。

レクリエーションだったり、セミナーだったり、忘年会だったり。

写真付きで載っているので、友達がいたりすると嬉しくなります。


今月号の会報が届いたんです。

そこには、とある地域のクリーニング屋さんのレクリエーションの話が写真と共に載っていました。

はじの方に友達が写ってて、元気そうだな、と。

ほかに小さな子供達が写って楽しそうな写真です。



でも、全体をよく見ると、高齢化だなあと思ってしまうような写真。

若い人、僕の友達以外、いないんですよ。

あとはみんな高齢の方。

それもね、還暦とかの年齢ではなく、もっと上の世代の方々なんですよ。

普通は、そう言うお年寄りの他に、働き盛りの若い人が写るもんなんです。

でも、写っていない。

別にクリーニングを引退された方を集めたレクリエーションでもありません。



つまり、現役のクリーニング屋さんがこの年齢って事。



この数年、個人店のクリーニング屋さんの廃業を多く耳にしています。

いろんな理由がありますが、その中の一つに高齢化がありました。

今回の会報の写真を見て、これは高齢化してるよなあと実感しましたね。


後継者がきちんといるならば。

これから先も安心できますね。


でも、後継者がいないのならば。

この先、クリーニング屋さんは無くなっていく一方という事になります。


大手のクリーニング屋さんは残りますよね。

働いているのがパートさんやアルバイトですから。

でも、きちんと資格を持ったクリーニング屋さんはどんどん減っていく。

それって、リサイクルの文化が使い捨ての文化になる、ということでもあると思うんですよね。


クリーニングをするという事は、長く着る、という事。

つまりそれは循環型の社会という事なんです。


家での洗濯が日々のものなら、クリーニングは長く着るためのメンテナンス。

クリーニング屋さんがなくなったら困る人がいるんですけどね。


高齢化、後継者難、これはどこの業界でも問題でしょう。

さらに恐れているのが、技術の損失。

技術が継承されなくて、消えて無くなる技術も出てくるはず。

それがこわいですよねえ。

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あの頃の展示会は。

クリーニング屋さんは寒くなると色んなものが壊れるんです。

熱源に蒸気を使うので、寒くなると残った蒸気が水に戻り、配管を傷めてしまう。

で、突然、配管に穴が開いたり。


なので、この時期は修理屋さんが大忙しになります。


かく言ううちでも、修理の必要な案件が起き、修理屋さんに来てもらったんですね。



そこで展示会の話になりましてね。

いつもならこの時期は大きな展示会があり、そこで必要なものを購入したり、機械を見たり、情報を集めたりしてたんです。


しかし、今年は展示会は開催されず。

噂では、運営のお金がないとかで、ここでも厳しさを痛感します。


話は昔の展示会の話になって。

嫁さんはまったくしらない展示会の話。

何度か行ってますが、その頃にはもう昔のような華やかさはなくなってるので、僕らの話を聞くと驚いてます。



ものすごくでかい展示会だったんですよ。

展示場を3ホールも貸切にしてね。

見て回るのに1日では無理で。

みなさん泊まりで展示会に来てました。


機械メーカーのブースには、これまた華やかに売約済みの札がたくさん並んで。

事前に商談は済ませておいて、展示会でハンコを押す、と言うのがあったそうです。



まあ、展示会はモノが売れるんですよ。


すると、いろんな羽振りが良くなる。

ブースを見てると、声が掛かり、お茶を飲んでけ、お酒飲んでけ、弁当食べてけ。

これが知り合いの数だけ声が掛かるので、見て回るのも大変。


大人だけではなく、連れ立ってきている子供にも色々してもらえます。


あの頃、展示会はお祭りだと思ってましたからね、ぼく。(笑)

クリーニング学校に通ってた頃に晴海の展示場の最後で、あの頃から徐々に厳しくなっていったんです。


それでも、年に一度の展示会は無くならないだろう、と思っていたんですけどねえ。


いろんな製品を見たり、比較したり、情報を集めたり。

展示会はとても便利だったんだけどなあ。

機械屋さんも高齢なので、そんな話でひと盛り上がりでした。

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洗濯を混乱させているのはネットの情報ですよね?

先日、洗濯王子こと中村くんが洗濯に関わる人たちを集めて、センタクカイギなるものを催していました。



身近にある洗濯ですが、その洗濯をきちんと理解している人はほとんどいない。

それについてみんなで話をしよう、と言うことでよろしいかな?、洗濯王子?(笑)



クリーニングでご相談を受けていても、それは確かに感じるんですよね。

洗濯を知らないで、みんななんとなく洗っている。



洗剤のキャッチコピーを見て、洗濯機のCMを見て、なんとなく洗っているのが現状だと思うんです。



で、思うような洗い上がりにならなくて、不満は募っていって。

洗濯ってよくわからない!というふうになるのもわかる気がします。



その原因の一つに、ネットの情報もあると思うんですよね。

今、ネットで調べれば簡単に洗濯の仕方、染み抜きの仕方が出て来ます。


誰でも、簡単にきれいにできます!

クリーニング屋さんに出さなくても大丈夫!


こんなキャッチコピーのサイト、一度は見たことあるでしょう?


わからないから検索をして、そこに書いてある通りに洗ってみた、という人も多いはず。



でもね、これがいけないんですよ。


今までそのようなサイトを僕もたくさん見てきましたけど、この通りにしてもきれいにならないよな、というものしか出てこないんです。


たまに、染み抜きとか、バチッ!とハマるものはあります。

染み抜きはついた汚れと落とし方が合えばきれいになります。


でも、合わないとどんなに頑張っても落ちない。


ネットで調べて、書いてある通りに洗ったのに、きれいにならない、それをなん度も繰り返していたら、そりゃ混乱するだろうし、洗濯に諦めてしまうよなあ、と思うわけです。



洗うって実は簡単なことではないんですよ。

素材の特性を理解して、汚れを理解して、適切な処置をしないと落ちない。

これを簡単に説明するってものすごく難しいです。


テレビで染み抜きを教えたりしてるでしょ?あれだってあそこに行き着くまでに相当悩んで紹介をしているんですよ。


だって、万能ではないから。


そのやり方では落ちないものもあるんです。

時には使えない素材もあるんです。

それを説明しだすと細かくてわかりづらくなる。

クリーニング屋さんはリスクがあるので伝えたい、と思っていても、番組側にはしょられてしまうケースはかなりあります。


テレビで紹介したやり方でやったら穴が空いた、色が抜けた、とクレームが入ったという話も聞いたことがあります。


クリーニング屋の僕らは当たり前のように判断してやっていることでも、消費者のみなさんにとっては、区別がつかず、判断が難しいんですよね。


ただでさえ、こんな感じの洗濯を、さらに間違った情報を伝えてたら、そりゃきれいになるわけない。



みなさんの洗濯の悩みを作り出しているのは、案外ネットの情報かもしれませんよ。



洗濯とクリーニングに関しては、間違った情報が多すぎる。

医療の情報のように命に関わらないから、誰も動かないんですよね。


怪しいライターの書いた記事ばかりなのも問題なのかな。

クリーニング屋さんが情報発信をしていければ解決すると思うんですけどねえ。

そのクリーニングや沢も怪しい人がいるからタチが悪いんだけど

正しい情報を発信できる人たちが動いてくれたらなあ。



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クリーニング黒岩さん、ファッションケア明和さんの復興支援クリーニング。

長野で復興支援のクリーニングをしている友達がいます。


1人は長野市のファッションケア明和さんの小池さん。


もう1人は、須坂市のクリーニング黒岩の近藤くん。


どちらも今回の台風で被害にあった方の助けになれば、と無料でクリーニングを行っています。



長野市の小池さんは、ラジオやテレビへの出演が結構あるんですね。

いろんな品物を預かり、中には思い出の詰まったものを預かり、それを丁寧に綺麗にしていく。

その動画は、同業の僕らから見ても感動してしまうほどです。

で、最後に、無料クリーニングをしているのはこちらです、とファッションケア明和さんとクリーニング黒岩さんの連絡先が出るんです。



ところが。



先日、ちょっと残念な話を聞いてしまいましてね。



クリーニング黒岩の近藤くん、いろんな人から、あんたの所はやらないのか?見習いなさい、と言われてしまうんだそうで。


近藤くん、苦笑いをするしかないそうです。


彼らは本気で被災した人たちの助けになれば、と思ってやってます。

だから、この活動を自社の宣伝に使おうとは一切思ってないんですよね。

だから、自分から、無料クリーニングしてます!なんてアピールはしない。

困った人にだけ届けばいいので、必要以外は告知してない。


近藤くん、こんなことも言ってるんですよね。


自分たちの活動は、最後にはみんなの記憶からなくなるのがいい。

思い出して辛い気持ちにならないように、最後は忘れてもらうといいんだ、って。


テレビでは小池さんのところも近藤くんのところもきちんと両方表示しています。

でも、見てる人たちは、映っている小池さんの事しか記憶にない。



いいんですよ、実際に困ってる人たちに伝われば。



いや、良くないよ!

頑張ってる君がそんな悲しい思いをすることはない。

なんの得になるのか?とやらない同業者がいる中で、困った人のために立ち上がったんじゃないか。



僕は、彼らの活動をもっと知って欲しい、と思ってます。

クリーニングもとても丁寧なんですよ。

通常のお金をいただいている仕事と変わらない。

いや、被災した泥汚れのひどいものをクリーニングすることを考えると、通常以上の手をかけています。

嫌な顔ひとつしないで、黙々と喜んでもらえるように、と、なんとか綺麗にしようと頑張っている彼らのことをもっと知ってもらいたいと思います。


彼らは一言もそんな話をしないから。

これを読んでくれた人で、もし良かったら、長野で復興支援のクリーニングを頑張っている人たちがいる、という話をしてくれたら嬉しいです。


ツイッターでも、Facebookでも。

彼らの活動が多くの人に知ってもらえたらな、と思います。




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シームレスダウンを買う。

毎年いろんな服が出ます。

その度に、いろんな問題が起こるわけで。

きちんと洗えるように作ってくれてるのならいいんですが、洗うという発想のない服な出来て来ると、僕らクリーニング屋さんはどう対応するか?

考えないといけなくなるんです。



作る側には作る側の理由や論理があります。

なぜそのような服を作ったのか?それにも理由があるわけですね。



一昨年あたりから、シームレスダウンと言うのが流行り始めました。

シームレス、縫い目のないダウンです。

普通は、縫い目があるんですが、シームレスは、生地を縫わない代わりに、接着剤で張り付けて作っています。


シームレスにする理由は色々あります。

軽くなり、ダウンが飛び出しにくくなり、コストも下がる。


反面、こんなデメリットもあるわけです。


接着剤なので剥がれる危険性がある。

ドライクリーニングが出来ないので、油汚れがつくと落とせなくなる、かも知れない。


接着剤はドライクリーニングと相性が悪いです。

なので、接着してある服は基本ドライクリーニングはしません。

シームレスダウンもそれで洗えるかな、と発売当初は話をされていました。



ところが。



いざ、蓋を開けて見ると、洗う前から剥がれていたり、水洗いをしたのに剥がれてしまったり、と強度に問題がある。


そのうち、クリーニング屋さんも洗うのが怖くなるので、このままではいかん、と、自分でシームレスダウンを買って、自分で洗ってどんなものなのか?テストをし始めたんですよね。


今、そのおかげでいろんな情報が集まり始めました。



僕もシームレスを試してみたいなあ、と思ってはいるものの、僕が着るサイズでシームレスダウンは販売されていないんです。

いつもそうなんですが、流行っても、流行りの後半にならないと僕が着るようなサイズでは出てこない。

タイムリーにテスト出来ないのがもやもやしてしまいます。


それでもね、服って何年も着る物なので販売されてから

数年は出て来るから遅れてでもテストをする価値はあるのですが。



今日、配達の途中で下着を買いに寄ったら、なんと僕が着れるサイズでシームレスダウンが。

やっと出たか、という事で、購入しました。


シームレスな上にストレッチ素材を使っているそうです。


ますます長持ちしなくしてる


とりあえず、ひと月きて、ドライクリーニングしてみるか、強めの水洗いをするか。

表示通りに弱く洗うか、考えておかなきゃ。


接着剤が剥がれる原因の作業はいくつかあるので、よく吟味して試してみようと思います。



すれ違う人を見ていると、まだまだシームレスを着ている人おおいですからね。

きちんと検証をしておきましょう。

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くるくるっとまとめてなんで分かるの???

クリーニング屋さんには謎が多いらしいです。(笑)

やってる僕らからすると、なんの不思議もないのだけど、クリーニング屋さんでない方からすると、と色んなことが不思議らしいんですよね。


たとえば、ドライクリーニングって何?とか。


20年前からこの質問は何度もされてきて、何度も答えているんですが未だにドライクリーニングを知らない人の方が多い。

下手するとクイズの問題にされるくらいです。


その中で、最近特に多い質問がこれ。



クリーニング屋さんはなんでお客さんの品物がわかるの?



たくさんの服を扱っていて、どうして間違わずにお客さんに渡せるのか?不思議なようです。


これについては、前にもここで書きました。

で、今回も同じ質問を他のお客様にされたので、こう答えたんですよね。



品物にタグで名前をつけているからです、と。

タグには名前と日付が入っているので、おとは伝票と照らし合わせているから、ケアレスミスでもない限り、お客様のところにちゃんと届く、と。


別に難しいシステムでもないんです、名前をつけているから、が答え。


でも、今回その説明をしても納得がいってない様子。

説明が下手だったかな?と思ったらさらにこう言われたんですね。



預けたら、くるくるっとまとめてカゴに入れるじゃないですか。

あれでなんで間違えないのか?不思議で、と。



ああ、なるほどそこで不思議に思っていたんですね。

たしかにクリーニング屋さんの多くは、お預かりすると、お客さんごとにまとめて、横のカゴに入れてしまいます。

さらにその上に次のお客さんの品物も入れていくから間違うんじゃないか、と。


たしかに不思議に見えるかもしれませんね。


実はこれにもカラクリがあるわけです。

そんな大層なものでもないんですけどね。


お預かりした時に、まとめてカゴに入れていきます。

その理由は、他のお客様を待たせるわけにはいかないから。

一旦お預かりして、後ほどポケット掃除やらタグ付けをして、お客様をお待たせしないように工夫をしています。

後ろに次のお客様が待っていなくても同じように対応をしています。


さて、問題のカゴ。

どんどん入れて行ったら他のお客さんの品物とごちゃごちゃになるんではないか?そんなふうに思うんでしょうね。


それがね、混ざるほどカゴって大きくないんです。下から順番に積み上がるだけなので、後になって伝票と照らし合わせて確認をすれば間違いは起きません。


そのために、お客さんことにくるくるっとまとめてひとかたまりにしているんですよ。

クリーニング屋さんのカウンターにあるカゴ、大抵丸い形のカゴではないでしょうか?

あのサイズか上手くできていて、積み上がるサイズで出来ています。

もしあれが大きなカゴだったら。

そうなると、積み上がるだけではなく、横にも入っていくので、わかりづらくなっていたでしょうね。



しかし、クリーニング屋さんには繁忙期と呼ばれるものすごく品物が集まり、忙しい時期があります。

あまりにたくさん集まると、カゴから溢れてわかりづらくなる可能性もあります。

その時は、店の中全部を使って、置く場所をお客さんごとに変えて、わかるように仕分けているんです。



でも、紛失や誤配をされたことがあるけど?


という方もいらっしゃると思います。

これかのミスは、本当にケアレスミスなんですよね。

タグに名前が付いているのに、思い込みで他の人と勘違いしてしまうとか。

タグそのものが取れてしまうとか。

単純なミスによって起こってしまうんです。


クリーニング屋さんって他の業種に比べると、売上の大きな業種ではないので、管理の方法もコンピュータを使うよりも、アナログな、人に頼るような管理が多いんですね。

バーコードで管理をするとか、昔はそんなのもありましたが、クリーニング屋さんではコストが掛かってしまうのと、意外とコンピュータでの管理は難しいらしく、あまり上手くいってない話を聞いています。


裏を返せば、人による管理で回るくらいの仕事量、と言うことでもあるんですけどね。



アナログですが、カゴに入れててもなんでわかるのか?というのはこういう理由があるからなんです。


後、クリーニングってリピートするお客様が多いので、必然的にこれが誰の品物か?名前が付いていなくても覚えてしまいます。

お客さんごとに服の傾向も違うので、新しい服が出ても、誰の服か?なんとなくわかったりしますしね。


アナロな管理でも、突き詰めていくと、デジタルを凌駕することもあります。(笑)



という事ですので、安心してクリーニングにお持ちください。(笑)


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ついてる人、ついていない人。

お客様から、母の容体を聞かれます。

リハビリを始めてから2ヶ月半。

それなりに色々と進んでいて、多少歩けるようになったりもしています。

でも、そろそろ退院を見据えて、先生方と話をしていると、今までと同じような生活にはならないので、それに対応するための相談とかもあったりするわけです。


我が家は、一階が店舗及び洗い場で、二階から上が住居スペースになっています。

すると、母が帰ってくるためには、階段を上る必要があるわけですね。


で、今の状態を見て、階段を登ることは出来ない、そう先生は判断をしました。

すると、階段に昇降機を付けましょう、となるわけです。


補助が出るかも?というお話だったんですが、それは外階段の話で、家の中にある階段は全額自己負担というお話でした。


付けてください、はいすぐに、という訳にはいきません。

現場を確認し、付くか?付かないか?を検討し、さらに見積もりを出してもらい、工事をする。

一連の流れはこんな感じです。


で、先日、前場の確認に来てもらいまして。

少し特殊な階段なので、高いですよ、と。

でも、付けることは出来ると思います、というお話でした。



ここで、買い取るのか?リースにするのか?二択になります。

先がそんなにないならリースの方がお得、長生きするなら買い取った方がお得、というお話のようです。


まあ、その話を母にしますよね。

普通なら、頑張って長生きするから買取にしてくれ、とかになる訳です。


ところが、母は少し違うんですよね。

買取の金額を聞いて、どうするリースにする?買い取る?と聞くと、買い取るとはっきりと。

で、それに続いてこう言うんですよね。



帰ったら昇降機の分、稼がなきゃ。



この話をお客さんにすると、みんなゲラゲラ笑う訳ですよ。

ああ、お母さんらしいね、って。

で、その気持ちがあれば大丈夫だ、とみんな大笑いしながら帰っていく。


思いっきり前向きですよね。


長生きするから、と言うのが普通の回答だと思うのに、階段上り下りできないのに、昇降機代を稼ぐ、なんてそんな発想、普通はしません。


こりや長生きするわ、と僕らも思う訳ですね。(笑)



運がいい人と、運の付いてない人、いると思います。

運って本当にあるのかもしれませんが、自分から不幸を招く人っていると思うんですよね。


母を見ていても思うのですが、多少の不平不満をどう捉えるか?で変わってくると思うんですよ。


あれが悪い、これが悪い、そう言う人、いますよね。

で、そうしていると周りもその人に近づかなくなるので、結果的に不便になったり、普通にしてもらえることをしてもらえなくなったりする。

で、ついてない!と言う人、結構いるんです。


僕が見てて、ついてる人に共通していることは、多少のトラブルも気にしない。

いや、お心の中では気にしてると思うんですよ、でも、それをあからさまに表に出して不満を言わない。

文句を言う時間があるなら、それをどうリカバリーするか?考えている。

そんな共通点があります。


いわゆる、前向き、と言うやつです。


で、そう言う人はまわりも怖くないので近づいていく。

すると、何か手伝ってもらったり、教えてくれたりする。

そうなると、私、運がいいわあ、となる。


そんな傾向が見て取れます。


付いてないと言う人は、自分で不幸を呼び込んじゃってる、そんな人も結構いるんです。


生きてりゃ、いいこともあるし悪いこともありますからね。

それをどう乗り越えるか?は腕の見せ所です。

付いてない人生を送りよりも、付いてる人生を送るなら、前向きな心構えが必要なのかも知れませんね。

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