クリーニング

閑散期は勉強の時。

クリーニング屋さんはこの時期とても暇です。

 

クリーニング屋さんは一年中忙しいでしょ?とたまに言われますが、皆さん、自分の生活を振り返ってみてください。

この時期にクリーニング屋さんに行きますか?


自分はいかないけど他の人は行くでしょ、なんて言うことはありません。

自分がいかなければみんなも行かないのです。(笑)


クリーニング屋さんの忙しい時期は、衣替えの時期なので、今はワイシャツなどの日々のものから手のかかるものなどを中心に比較的のんびりと仕事をしている時期なんです。



時間がある、と言うことは普段できない事をします。

そう、この時期はセミナーや集まりが増えていくんですよ。


3月のセミナー、4月のセミナー、声が掛かるんですよねえ。

僕はなぜか遠方に行くことが多いので、泊まりで行くか、朝早く出て夜遅く帰ってくるか。

その相談もあるので早めに連絡をもらっています。


みんな同じでね、時間が取れるこの時期に、勉強したり、友達に会いに行ったりするから、みんなの予定を合わせるのも大変です。


クリーニングは季節商売ですからね。

なんだかんだ言ってても、春が来て気温が上がれば、一気に忙しくなりますから。

春に備えて、勉強をしておかなきゃ。

今年も勉強に行ってきます。

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よく伸びるスーツ。

毎年、いろんな素材が出てきています。

それに法律が追いついていなくて、表示は今までと同じでも、中身は別物、と言うのもあるから厄介なんですね。

常にアンテナ張って情報を集めておかないと、日々の進化について行けなくなってしまう。

どこの業界でも同じだと思いますけど。



ストレッチ性の高い服、いわゆるよく伸びる服と言うのがあります。

大抵、ポリウレタンが数パーセント混ざってるんですね。

ゴムのように伸びてくれて、多少ピチッとした服装でも動くのが楽になる優れものです。


しかし、ポリウレタンには大きな問題がいくつかあって。



それは、時間による劣化が起きてしまう、と言うこと。


服に使われているポリウレタンの性質なんですが、そんなにもたないんですよ。

クリーニング屋さんの業界では、製造から3年で劣化する、と言われています。


劣化したときの現象ですが、伸びても戻らなくなったり、ベタついてきたり、破れたりします。

はっきりと寿命のある製品、と言うことですね。



最近、そのストレッチ素材にも変化が起きてまして。

繊維表示を見てみると、どこにもポリウレタンの表記がありません。

でも、ものすごく伸びる。


これが新しい繊維、なんですね。

表記はポリエステルです。

でも、ちょっと違う。


特徴としてよく伸びてくれるんです。

だから、着心地がいい。

メーカーの公表ですと、肌触りもいいし、シワが入りにくい、と言います。



いやいやいや。

いい事ばかりではないでしょ。



クリーニング屋さんから見るとこの繊維には少し不安があります。

その理由は、熱に弱い事。

熱に弱いので、高温でアイロンをかけてしまうと繊維が溶けることがあるんですね。

で、冷えて固まるとやぶれやすくなる、と言う性質があります。


じゃあ、低温でアイロンかければいいじゃない?と思うんですけどね。

そこにも少し問題がありまして。



シワがつきにくい、と言いながら、やはりシワがつくんですよ。

で、それを取ろうとアイロンをかけたいのですが、熱に弱いので低温だとシワが伸びてくれない。

なかなか手強い繊維なんですよね。


通常のポリエステルと全然違う性質、なのに表記はポリエステル。

ストレッチ性は生地の作り方でも出せるので、作りの問題なのか、新しいポリエステルなのか、判断に迷うんですよね。


このポリエステルを使ったスーツが販売されるんようです。

売りはストレッチ性が高く着心地がいい、のと、シワがつきにくいこと。


さてさて、果たして本当にそのように着ることができるでしょうか?

劣化してきたら伸びたものが戻らなくならないかな?とか他にも気になるところがありますが、おそらくこれから問題点が浮き出てくると思います。

興味を持った消費者の方が着用する事で、消費者目線の問題点が出てくるんだろうな。


注意しながら情報集めておきましょう。

半年ほどすれば、いろんな話が集まりますからね。


夢のようなスーツになるのか、どこか問題が起きてしまうのか、気になります。


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暖冬の時に注意する事は?

今年は暖かい冬ですよね。

暖冬でも、着るものはそう変わらなくて。

やはり外に出るとコートを着ると思います。



寒い冬と暖かい冬では汚れ方が少し変わってきます。

寒い冬の時は、空気も乾燥してるので埃が多く着く。

服の色がくすみがちになるわけです。



反面、暖かい冬になるとどうなるのか?



汗をかくんですよね。

夏のような汗ではないのですが、うっすらと汗をかきます。


すると大事になってくるのが、春の衣替えになるわけです。



汗が付着していると、虫に喰われやすくなります。

要は服に味がついている状態ですから、虫からすると美味しい食べ物になってしまうわけです。

さらにですよ、カシミヤやアンゴラ、アルパカなど冬は柔らかい繊維の服が多くなるわけですね。


柔らかい繊維に味がついたら、虫は大好物になるわけです。



皆さん、春、本当に気を付けないとダメですよ?



コートやニットの洗い忘れはダメです。

今年のような暖冬の時に、冬服を洗い忘れると、翌年、虫に喰われた状態でクローゼットから服を取り出さなければならなくなりますから。



今年は暖冬、いつもより汗をかいていると認識しておいてくださいね。

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フェルト化の説明をしてみた。(笑)

なんでニットを洗うと縮むのか?



自分で洗ったら子どもサイズに縮んでしまった、表面の目が詰まってしまった、硬くなった、そういう経験のある人はたくさんいると思うんです。


どのニットでもなるものではなく、ウールの服だけに起こる現象で、フェルト化、と言います。


ウールの入った服は、洗い方に気を付けないとフェルト化を起こしてしまい、縮んでしまうんですね。



ここ最近、ニットの縮の話をいくつか見たんです。

その中の説明が少しおかしいので今日はフェルト化の話を書こうと思いました。



ウールの生地がフェルト化をするには必要な条件が3つあります。



一つ目は、水分があること。

二つ目は、熱が加わること。

三つ目は、揉む事。


これが揃うとフェルト化を起こして縮んでしまうんですね。



順を追って説明しますよ。




ウールの繊維の表面は、人間の髪の毛と似ています。

キューティクルのような鱗状のものがウールの繊維の表面にもあるんです。

これが、水に濡れて、熱が加わると起き上がるんです。

逆立つような感じ、とでも言いましょうか。

これが一つ目と二つ目の条件を満たすと起こります。


繊維の表面が逆立っているので、絡みやすくなります。

そこに、揉む力を加えると、繊維同士が絡み、縮んでいきます。

これが三つ目の条件です。


逆立った繊維同士が絡むので、複雑すぎて元には戻らないし、表面がギューっと目の詰まったような状態になる、という訳なんですね。



で、どんな時に起こりやすいか?というと、やはり1番は洗う時なんですね。

お湯につける、揉む、これで条件は整ってしまいます。


ウールのニットの洗い方を指南しているやつをよく見かけますが、揉むなと書いてあるんです。

また、ゆっくり押し洗いで、とか、

それは、フェルト化をさせないために、揉まないでください、という意味なんですね。



他にもフェルト化を起こすことはあります。


女性の脇、縮んでしまうケースがあると思います。

あれもフェルト化。

汗で濡れ、体温で熱が加わり、動いて擦れることで縮む。


男性は股ずれでやりますね。

あれも同じ原理です。



最初に書きましたが、フェルト化はウール特有の現象なので、ポリエステルやアクリルのニットでは起こりません。



よし、説明終わり。(笑)

ここからが今日の話の中心です。(笑)



先日、とあるサイトでウールのニットの縮みなおしのことが書かれていました。

洗濯王子のやり方、本当なのか?と懐疑的な文章で。

その中で、別のクリーニング屋さんが出てきて説明をしているのですが、それが変なんですよね。

明らかに変な説明をしている。


縮むのは乾燥機が悪いからだ、みたいな話をするわけですよね。


乾燥機で縮むこともありますが、家庭で乾燥機を使うのって珍しいんです。

なぜなら、皆さん乾燥機を使いきれてないから。

やはり、イメージで乾燥機は縮むと思う人が多いらしいんですよね。

乾燥機での縮みはまた別の原理なので、今回はひとまず置いといて。


直し方でリンス、コンディショナーを使って直すやり方について説明がありました。

これ自体、洗濯王子も話していますし、間違っていません。

ただ、ひとつだけ注意をしなければいけなくて、それは、元に戻るわけではない、ということ、なんですね。


フェルト化は複雑に絡んで縮んだ状態です。

それを戻すのはほぼ不可能。

でも、リンスなどを使うと、繊維がコーティングされて滑りやすくなって、サイズは幾分か戻せるようになります。

子供サイズになったニットを、なんとか着られるサイズまで戻せたり出来るんです。



ですが。


絡んで縮んでいますから、表面はやはり変わったまま、そこはどうしようもないんですよね。


正確に言えば、直るのではなく、サイズだけ伸ばすことができる、が正しい表現です。



なんとかしたい気持ちも分かりますが、直るわけではない、ということだけは覚えておいて欲しいです。


で、こうならないように、お気に入りの服、また来年も着たい服はクリーニング屋さんに任せた方が安心です。

ドライクリーニングは水で洗うわけではないので、フェルト化は起こりません。

安心して洗うことができますよ。



某サイトで出てきたクリーニング屋さん。

その人がよくわかってないのか?は正直分かりません。

なぜなら、サイトの記事を書いている人は別の人だから。

よくある話なんですよ、僕らに取材をして、きちんと説明をしたにもかかわらず、記事になると変なことを書いているケースが。

クリーニング屋さんの機械の説明で、乾燥機と洗濯機の写真が間違っていることもよくあります。


そんな事ある?と思うかもしれませんが、その人本人の口から聞いたわけではなく、その人がこう言ってましたよ、という記事は、まれに間違って書かれることもある、という事ですね。


フェルト化、基本中の基本の話なので、覚えておいてください。

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クリーニング 屋のさが。

母の退院が近くなってきて、いろんな準備が始まっています。

大掃除に始まり、昇降機を取り付け、介護用のベッドやトイレの搬入などなど、やることがたくさん。

さらに退院時に必要なものもあったりするんですね。



先日、洗濯物を取りにリハビリ病院へ行った時のこと。



退院の日の話になりました。



着替えが欲しい、そう言うわけですね。

このままの服装では帰れないから、着替えを持ってきてくれ、と。


退院が決まったと言っても、国が定めた期間を過ぎるので、病院から出ないといけない退院で、別に良くなったわけではありません。


でも、退院は退院。

もうね、外に出るならちゃんとした格好をしなければ、と言うわけですよ。

それ用の服を用意しなさい、と言うんですね。



そうと決まればうちはクリーニング屋。

ビジっ!とアイロンのかかった服を用意しないといけません。

何しろ、相手はプロのクリーニング 屋さんですからね。

半端な事したら、怒られてしまいます。(笑)


そんな話をしていたら、続けてこんなことも言い出すわけですね。



先生のさあ、白衣がね、汚くて。

どこで洗っているのか?何枚持っているのか?聞いちゃったんだよ。



母が何を気にしているのか?というと、着ている服が汚いと文句を言っているわけではないんですね。

きちんと洗えばもっときれいな白衣を着ることが出来るだろう、と言うわけです。

で、白衣の数を聞いて、退院の時に一枚預かって行ってクリーニング をしてこようかな、なんて話をしているんです。



どこまで行ってもクリーニング屋なんだなあ、と思います。



中には汚れている白衣を見て、不愉快になる人もいるかもしれませんよね。

でも、そこはクリーニング屋の血が騒ぐんでしょう。



きれいにしたい。



そう考えてしまう。

その気持ち、よく分かりますからね。



友達と会ってて、しわくちゃのシャツ見てると、アイロンかけてあげようか?と思うし、汚れているなあ、と思えば洗ってみる?と言いたくなるし。


僕らの中では、きれいな服を着てれば気持ちいいでしょ?って言うのがあるからなんですよね。



しかし母もいろいろ考えていて、いきなり先生に白衣が汚れている、と言ったら先生が傷つくかもしれない、とまだ直接は話していないらしい。

退院の日にこっそりと話すつもりでしょうか。


もし、白衣を持ってきたら、綺麗にして返しましょうかね。

もちろん、母の面倒を見ていただいたお礼に、です。

白衣、いつ来ますかねえ。

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服の品質が落ちた、は本当か? その3

服の品質が落ちた、話の最終回。



実は耐久性に関わる話なのですが服の作り方が変わってきているんです。

どんなふうに変わってきているのか?というと、糸で縫わないで、接着に変化してきています。



これに関しては色々という人がいて、コストダウンが目的だとか、早くダメになるようにしているだとか、いろんな話が出回っています。

早くダメになるように、というのは流石にないと思いますが、コストダウンはあり得るかなあと思うんです。


というのも、職人がどんどんいなくなっていますからね。

職人を育てるコスト、時間が取れないことを考えとる、接着で貼り付けるってとても効率的です。

服の旬は短いので、とにかく早く企画して作らないといけない。

育ててる時間も取れないという理由はここからも読み取れると思います。



さらに、消費者の変化も後追いとなっています。


最近の服って薄いと思いませんか?

ダウンも昔のダウンを知っている人は、薄くなったなあと思ってるはず。

昔はモコモコでしたよね。


消費者が着膨れを嫌うようになり、メーカーはより薄いくて暖かい服を作る必要が出てきました。

そこで、生地の裏にフィルムを張って風を防ぎ、暖かくする、という技術が作り出されたわけです。

これも接着ですね。


これね、効果的面で、薄くで暖かい服が出来ました。

ところが、接着は時間の経過とともに剥がれてきます。

着用中の圧力、洗濯、クリーニング、さまざまな条件で剥がれやすくなる。

生地や縫製は問題なくても、接着がダメになって着れない服はかなりあります。


この接着の技術がいろんな服に使われ始めていて、耐久性の劣る服がかなり出回っている状況になりつつあるわけです。


コートはボンディングと言って、二つの生地を接着で張り付けている製品がかなり多いですよ。

数年後に剥がれると分かっているので、買うのに躊躇してしまいます。


もう一つ、大事なことがあります。



それは、服がなんともなくても時間の経過とともに着られなくなる服がある。



服はおしゃれの目的もあります。

古いデザインになると、着ていけなくなること、あるじゃないですか。

そういう意味では、服そのものの耐久性だけでなく、デザインの寿命もあるんだろうなあ、と思いますね。


今、流行にとらわれないような服はあまり多くないですよね。

同じ商品、同じデザインを作り続けるメーカーさんはいませんから。

スタンダードって大事なんだけどなあ。



最後に。



いくら昔の服の方が丈夫に作られていたとしても。

きちんと洗っておかないといくら丈夫でも長持ちしませんよ。

季節終わりにはクリーニングをするようにしましょう。

30年とは言いませんが、お気に入りの服はせめて10年は着ていきたいですね。

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服の品質が落ちた、は本当か?その2

昨日のお話の続きです。


服の品質が落ちているのか?



すぐヨレヨレになる、ボタンが取れる、ほつれる、シルエットが崩れる、縫製が悪い、品質が悪い。

ネットには沢山の品質が悪い、という情報が書き込まれていました。

これだけ読むと、やはり昔に比べて服の品質は落ちているんだな、と思ってしまいます。


でも、クリーニング屋としては、この言葉をそのまま素直に受け取れません。

なぜなら、他にも理由があるから。

今日は服以外の原因はないのか?という視点で書いてみます。



まず、昔と今の大きな違いを挙げてみると、皆さんが持っている服の着数が圧倒的に違います。

普段着は数多く購入されているみたいですが、仕事で着る服などは圧倒的に数が足りない。


今から20年ほど前はスーツは20着は皆さん持っていたんです。

それを着回していたんですね。

ところが今は持っている人でも5着くらい。

ともすると2着を着回してダメになったら買い替えている、という人もいらっしゃいます。


この数の差、当然服の痛み方にも影響が出ます。


毎日違うスーツを着ていけるっていうのは、スーツに与えるダメージが圧倒的に少なくなります。

そして、これだけ持っていれば、シーズン終わりにクリーニングをすることで十分きれいになる。

汚れもそんなにたまらないので、生地が硬くなることもあまりなく、ほつれたり破れたりするリスクは減っていきます。

また、スーツの下にも汗がそのままつかないような工夫をしていました。

そりゃあ、

長持ちするってもんですよ。

あの頃のスーツは30年着れるものが結構ありましたからね。

体型が変わっても、修理をするだけの余白がスーツにもあったので、対応出来たし。



それに比べて、数着しか持ってない今の服は。

着る回数が増えて、汚れていっているのに、クリーニングに出す暇がなく。

どんどん生地が硬くなっていって、服が傷み出すわけです。


今の服を洗わない習慣って、1日家でゴロゴロしてるだけだから風呂に入らなくても良いよね?と言ってるのに近い気がしてます。

それが何日も続いて、だんだん体が臭くなってきてるのに、なんで外に出ないのに体が臭いんだろう?というのと同じ。


さて、こうかんがえてみると、果たして服の品質が落ちたのか、扱い方の変化が原因なのか、考えてしまいますよね。


皆さんのコメントを読んでいて、それは品質が原因ではないよな、というのが結構見受けられました。

言葉は簡単に出てきます。


縫製が悪い、品質が悪い。


では、その縫製が悪いという理由は何?

何がおかしかったの?

ボタンが取れやすいのを縫製が悪いとは言いません。


普通に使っている言葉なんだけど、よく理解してなくてイメージで書かれていることが沢山あります。

僕らはプロなので、その言葉からいろんなものを読み取ろうとします。

だからこそ、その言葉に違和感を感じています。



さて、実はこの数年で大きく変わったものがもう一つあります。

そして、これは耐久性に大きく関与しているお話です。

そのお話はまた明日。

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服の品質が落ちた、は本当か? その1

ネットからこんなのが回ってきました。



洋服屋さんが、昔の服は品質が良いので取っておいた方がいい、と言っていた。



というお話。

今の服はどんどん品質が悪くなっていて、昔の服の方が丈夫で長持ちをする、というんですね。

Twitterでのお話だったので、いろんな方が話をしています。

おそらく、体験から来ているものだと思うんですが、果たして本当でしょうか?



クリーニング屋の立場から書いてみますね。



確かに服の耐久性は昔に比べると落ちていると思います。

でも、その昔というのは10年前と比べて、という話でもない。

10年前の服はいまとそう大して変わりませんから。

もっと昔、20年以上前、バブル以前の服は耐久性の高いものがありました。



品質の良し悪しを当たりだすと、最終的に皆さん、耐久性に落ち着くような気がします。

要は、簡単に壊れるものは品質が悪い、となるわけです。


確かにその基準で考えると今の服は品質が悪い。

でも、品質って耐久性だけではないと思うんですよね。



例えば、肌触り。

これはここ数年、明らかに違います。

よりソフトになってきてますね。

いろんな理由があると思いますが、一つは技術が上がって、より細い糸を使うことが出来るようになってきました。

糸が細くなると肌触りがソフトになります。

その反面、どうしても耐久性は落ちてしまう。

また、糸が細くなると、他にも影響が出始めます。

洗ったら服の色が滲み出てきてしまったり。

これ、クリーニングやさんではかなり苦労をしているんですよね。

普通に今までと同じように洗っているだけで、色が出てきてしまう。

気付いて単独で洗っていれば問題ありませんが、もし、他の服と一緒に洗ってしまったら、考えるだけで恐ろしい。


そういう意味では、近年クリーニングはとても難しいものになってきています。



皆さんいろんな体験をしているようで、すぐダメになるとか、糸がほつれるとかボタンが取れるとか、だから品質が悪い、縫製が悪い、と話していました。



、本当ですかね?

服以外の原因はないか?

明日書いてみようと思います。



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変わりがないのは綺麗になってないってことですよ。

ネットには自分で洗ってみた、という投稿があったりします。

独自のやり方で、洗濯してみた、染み抜きをしてみた、というのがとても多い。


さらにそこに独自の解釈で説明をしていたりするものがあります。

まあほとんどが間違ってるんですけどね。


洗濯ってそんなにわかりづいのかなあ?と思うんです。

勉強をしてみると、仕組みや効果ってとてもシンプルなんです。

でも、全く知らない人は変な勘違いをしていることがとても多い。


で、間違ったやり方をしている人がとても多くいらっしゃいます。



先日も、カーテンを自分で洗いました、というブログを拝見しました。


そこで引っかかる表現がありまして。

こんな風に書いてあったんですよ。



洗ってもあまり変わらないですが、さっぱりしました、と。



カーテンを洗ってあまり変わりない?

それはありえないなあ。

カーテンってものすごく汚れてるんですよ。

それを洗えば、見た目が変わらないバスがないんです。


もし、変わらないとするなら、考えられるのは2つ。



汚れが落ちてないか、汚れてないか。



付けてから1年半、初めて洗ったとあるので汚れてないわけありません。

生活をしていれば必ず汚れますからね。


となると、やはり汚れが落ちてないんだと思うんですよ。



皆さん、洗ったら汚れが落ちると思い過ぎています。

汚れを落とそうと思ったら、汚れに合わせた洗い方をしなければいけません。

ただ洗濯機に入れればきれいになるわけではないんですよね。


洗濯機に入れて洗ったつもりでいると、衛生的にもよろしくないですよね。



クリーニングできちんとカーテンを洗うと。



びっくりするくらいきれいになります。

部屋が明るくなる、カーテンの色が良くなる、誰が見ても明らかな変化です。


カーテンのクリーニングは面積で計算をするので少しかかってしまうのですが、汚れが落ちない洗濯よりも、きちんと汚れを落とした方がいいと思いませんか?



見た目変わりません、という時点できれいになってない証拠です。

ね、せっかく洗うんですから、ちゃんときれいにしましょう。

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早めに相談をしてください。

去年の年末からネットを通したご依頼があるのですが。

皆さん、何やら訳ありのご相談なんですね。



クリーニングに出したら風合いが変わってしまった、おかしくなってしまった、赤っぽくなった、などなど、そんなご相談が多かったんです。


で、うちに頼んだら良くなるんじゃないかな?という思いで連絡をいただくらしいんですね。



品物を見てみないとなんとも言えませんが、その前に詳しくお話を聞かなければいけません。

どのくらい着用されてから洗ったのか、とか、どんなクリーニング屋さんに出したのか、とか、具体的に変わったと思うところは?とか。



で、色々とお話を聞いていると、あー、もうちょっと早く相談をしてくれれば、というようなお話がとても多かったんです。



皆さんね、違和感を感じてからかなり時間が経っているんですよ。

半年とか一年とか。

でも、違和感はクリーニングから返ってきた時にすぐに気付いてるんです。


でも、悶々としているうちに時間が経ち、また着る季節になったので、気になってネットで調べてうちにたどりついた、というような感じ。



うちでクリーニングをする以前に、前のクリーニング屋さんの責任があります。

もう少し早く相談をしてくれていれば、アドバイス出来たのになあ、と思うんですよ。



品物が届いてみてみると、これはやり直しをしたほうがいいな、と思うものが大半。

やり直しを頼むことは悪いことではありません。

おかしいな?と思ったらもう一度持ち込んで、やり直しをしてもらっていいんです。



でも、時間が経ってしまうと。


クリーニング屋さんの方も自分たちの仕事の他にも原因があるんじゃないか?と思います。

保管の仕方に問題があったんじゃないか、とか、もしかしたら新手の詐欺か?とか、変な憶測をされてしまうことがある。

だから、洗い直しを頼むのなら早い方がいいんです。



お話を聞いていて、もう少し早く相談してくれればねえ、と話すと、皆さん一様に同じようにおっしゃいます。



これがおかしいのか?判断がつかなくて



家族に相談してもおかしいと思わない、自分だけおかしいと感じてるとか、そんな風になると自分の違和感に自信が持てなくなってしまうんだそうです。



そんな時は、他のクリーニング屋さんでいいので相談してみましょう。

クリーニング屋さんの客観的な目で判断をしてくれます。

おかしい時はおかしいと言ってくれますし、問題なければ問題ないと言ってくれます。


セカンドオピニオン ですね。


おかしいと一言で言っても、それがクリーニングのせいなのか、商品が悪いのか?普通の人にはわからないですから。

クリーニング屋さんなら分かるんですよね。



気になったら早め早めに相談をしてください。

相談して、問題がなければそれに越したことないでしょう?

おかしいかも?と悶々としている方が精神衛生上良くないですからね。


悩んだ時はクリーニング屋さんへゴーです。

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