能登半島の被災地に洗濯支援に行きますが、現地に行くと色々と見えてくるものがあるんですね。
大きな地震が起きたらこうなるのか、とか。
避難所ってこんなふうになっているのか、とか。
あと、被災した時にみんながどんなふうに考えるのか?そんな事も見えてきます。
で、それを見て、府中に帰ってきて配達とか回っていると思うんですよね。
これ、東京であのクラスの地震があったら、パニックになるぞ、と。
いくつか理由はあるんですが、その中で最たるものが避難所です。
例えば僕らの住んでいる府中市、それも住吉町に限定をしたとします。
大きな災害が起きて、避難所にいかなきゃ、となった時に住民が全員入れる避難所はないです。
この辺だと、住吉小学校が避難場所になりますが、そこに入れる人数なんてたかが知れている。
でも、周りにはマンションはたくさんあるし、アパートもある。
住民の数はものすごいわけです。
家が壊れていなければ自宅で避難生活ができますが、家に不具合が出たら避難所に行くしかありません。
でも、この辺の住民をカバーできる施設がないんですよ。
でも、これは能登の地震でも同じことが起きているんです。
震災後、すぐに避難所が開設されて住民の方が集まっています。
みんなが集まってくるので、キャパオーバーになるわけです。
100人くらい入れる避難所に300人とかくるわけですからそりゃ無理なわけで。
毛布が足りない、座るところがない、食べ物もほぼない。
1日おにぎり一個という日もあったと言います。
能登の奥の方でもそんな感じです、これが人口の多い府中だったらと思うと恐ろしくなりませんか?
一体どこに避難したらいいのか?そんなふうに思ってしまいます。
でも、不思議なもので、初日たくさんの人が来た避難所も日を追う事に人数が減っていくんです。
そして数日後にはその避難所の適正人数に落ち着くんですよね。
みなさん、自宅に帰るんです。
避難所がいっぱいで不自由だから。
でも、ここからさらに問題が起きます。
それは、物資や炊き出しは避難所がメインになるので、自宅に帰るといつ炊き出しが行われて、いつ物資が来ているのか?わからなくなるんです。
役場の方も頑張って情報を流してくれていますが、被災している状況で多くの人に平等に行き渡る連絡手段はありません。
ネットだって見れない人がいるし、ネットのどこに情報を流せばいいのか?今は適当なものがありません。
避難所に取りに行ったらすでに無くなってた、という事もよくあるそうです。
結局、避難所に物や情報が集まるんですよね。
さてもう一度府中市が災害にあったら、に戻ってみますが、人口をまかなえるだけの避難所の開設は無理です。
住宅がびっしりだから、どこか空き地に避難をして、というわけにもいかないと思います。
公園もそこそこありますが、テントを張って行ったら何家族もそこには入らないでしょう。
東京、災害が起きたら詰んでるんですよ。
これ、今のうちにちゃんと考えておかないとパニックになりますよ。
多分、数日のうちにいろんなサービスが復旧してくるとは思いますが、それでも大変なことには変わりがない。
一般市民が考えるのには限界があるので、市長や市議会議員さん、都知事とかが出来る限りの対策を考えておかないと本当にまずいと思います。
現地を見る、とちょっと行く人たちもいますが、被災地を知ろうとしたら定期的に通わないとダメです。
ぼくらは洗濯の支援で行っているので何度も足を運んでいますが、その都度状況が変わっています。
必要なものも変わるし、欲しいものも変わる。
そして、現地の人の考え方も変わっていく。
そこをきちんと見ておかないと、いざ自分たちの町に災害が起きた時にゼロから色々やらなきゃ行けなくなります。
災害が起きるたびにそれらを糧にして次の災害に備えてきたじゃないですか。
今回の災害からもさらに学んで次の災害の時には1人でも多くの人が助かるようにして行って欲しいなあと思います。
一伸ドライクリーニング店
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